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異世界魔女の助手

「リリア先生、いますか〜?」


 学生姿の少女が扉を開けて入って来た。


「アキナ、もう学校は終わったの?」


「勿論、私帰宅部なんでっ!」


 えっへんと胸を張るこの少女は『金井 明那』という自称『助手』である。


 彼女はこのビルのオーナーの娘で探偵小説とか好きで私が事務所を設立する時にほぼ押し掛けで助手になった。


 おまけで私が魔女である事を知って更に興味を持ってくれた。


 元いた世界では恐れられ怨み嫌われていた私にとって同世代で心許せる存在である。


「学生生活は順調?」


「おかげさまで吹っ切れた事でしがらみも無くて快適に過ごせてますよ それもリリア先生に相談したおかげです」


 明那は元々は陸上部に入っていたんだけど色々人間関係で悩んでいた。


 陸上部でも将来を有望されていたみたいでその分、嫉妬や妬みの対象になっていたみたい。


 私も似たような経験をしているので気持ちはわかる。


 だから『逃げる事も大事』とアドバイスをしてあげた。


 人の悪意と真正面から立ち向かうと心が抉られていく。


 それよりも縁を切った方がまだマシなのだ。


 そんな事を言ったら明那は何か覚醒したらしい。


 陸上部をあっさりと辞めてしまった。


 その間、色々あったらしいが私が彼女に御守りをあげた事で解決した。


 御守りには『悪意返し』の呪いをつけていた、自分の悪意が自分に返ってくる、という物だ。


 明那に悪意を向けていた者達は見事に自分に返ってきて自滅したそうだ。



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