表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/10

公爵令嬢、魔女になる

新作です、よろしくお願いします。

 私リリア・クロノハートはとある国の公爵家に生まれた、所謂公爵令嬢だった。


 だった、というのは過去形で今は違う、なんせ国と言うか世界自体が消滅してしまったのだ。


 ……まぁ消滅させたのは私なんだけど。


 私にはとある国の王太子という婚約者がいたのだが、コイツが浮気して事もあろうに私に非がある様に色々細工して断罪しやがったのだ。


 えぇ、悪役令嬢の感性ですよ、私以外は全員敵状態になってしまいました。


 そんな状態になったらどうなると思います?


 そりゃあブチギレますよ、なんせこっちはやりたくもない王妃教育を幼い頃からやらされて自由な時間なんてこれっぽっちもないストレスMAXな状態ですから。


 で、ブチギレた瞬間、私の中に潜んでいた力が覚醒してしまった。


 公爵令嬢から悪役令嬢、悪役令嬢から魔女にジョブチェンジしちゃいました。


 まず、私を断罪しようとした浮気男とその相手に炎魔法で火炙りにしてやりました。


 私を出世の道具としか見てなかった両親は首チョンパ、影でコソコソ悪口陰口嫌がらせしていた輩は召喚した魔獣の餌にしてやりました。


 そして飛行魔法で上空に飛び出した私はトドメの一発として砲撃をお見舞い、国は見事な荒地になったのでした。


 ……うん、冷静に考えたら私とんでもない虐殺してるよね。


 そりゃあ『世界の敵』認定される訳ですよ、反省。


 そこから私対人類の戦いが始まりました。


 私は逃げつつ追われつつ戦いつつの日々を過ごしました、そして疲れて面倒臭くなった私はありったけの魔力を世界全体に浴びせてやったのです。


 結果、一つの世界が消滅してしまいました。


 世界の消滅と共に私も消えたと思ったら何故か私は違う世界『地球』の『日本』という国に来てしまいました。


 この地球は私のいた世界と似てる部分もありますが圧倒的に文明が進化していて便利そのもの!


 私を煩わせていた変な身分制度も無くここで漸く私は自由を勝ち取ったのです、ビバ勝利。


 しかし、自由になったとしても違う世界でどうやって生きるか、それが問題。


 結果色々ありまして現在の私は小さなビルの1室を借りて魔力を使い人助けを始める事にしました。


 現在の私はクロノハート探偵事務所所長兼探偵、リリア・クロノハート。


 主に浮気調査、偶に厄介な依頼を引き受ける魔女探偵です。



  

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ