幼少期 妖精②
「そう言ってくれてありがとう、みんな、出て来て良いよ、人間のお友達が出来たわ」
妖精は喜んでそう言うと、森の奥からさらに妖精が顔を出し、4匹出て来た、今いる妖精は全部で5匹だ。
そして最初に出て来た妖精が1番大きい。
妖精の大きさは、高さ30cmぐらいで、1番大きい妖精は35cmぐらいで、人形の様に顔が整っていて可愛らしく、服もちゃんと着ていて文化的で、靴も綺麗な靴を履いていた。
「ねえねえ、君が乗っていたのはなんなの?」
「ねえ、教えて」「私も知りたい」「私も」
「これの事?これは自転車って言う乗り物よ?」
妖精がリタリアが乗っていたのは何?と聞いて来たので、リタリアは答えてあげた。
ちなみに今は乗っていないから、多分リタリアが自転車に乗っている姿を、遠くから見ていたんだろう。
しかしリタルダの超能力の索敵に引っかからないなんて、なんとも言えないけれど、リタルダの索敵は害意が無いものには引っかからないかも知れない。
「自転車ってさっきまでは乗ってたんだけど、今は乗ってないわ、妖精さん達さっきまで見てたの?」
「うん、見てた」「遠くから見てたわ」「歩くのよりとっても早かった」「不思議な乗り物だねぇ」
「この乗り物、僕が作ったんだよ?」
「そうなんだぁ」「凄い」「面白いねぇ」「私も乗ってみたい」
リタリアが自転車に乗っている所を遠くから見ていて、楽しそうにしている所をどうやら目撃されていて、妖精達は自転車に興味を持った様だった。
しかし今は妖精サイズの自転車は無い、自転車を作るにしてもトットリカ学園にある錬金術システムがある場所に行かなければならず、僕は悩んだ。
僕は悩んで、悩んだ末に答えが出た。
「ねえママ、妖精さん達にも自転車を作ってあげたいけど駄目かなぁ?」
「良いわよアレックス、アレックスがしてあげたい様にやりなさい」
「でもね、自転車を作るにはトットリカ学園の錬金術システムを使わなきゃいけないんだぁ」
「じゃあ私達も暇だし、アレックスが通っているトットリカ学園まで、みんなで行きましょうか」
「え、良いのママ、私も行ってみたい」
「私も」
妖精達を置き去りにして、母が話しを進めて、僕達みんなでトットリカ学園に行く事になった。
「妖精さん達、僕達は妖精さんの自転車を作る為に、トットリカ学園に行って来るから、1週間だけ待って貰えるかなぁ、そうすれば自転車を作って持って来る事が出来るから、いいでしょ?」
「うん、ありがとう、じゃあ私達それまで待ってる」
「うん、待ってる」「楽しみね」「ありがとう」
こうして、僕達は妖精達と別れ、家で父にその話しをした。
「しかしアレックス、妖精と会うなんて素晴らしい事だよ、自転車を作ってあげてね」
「うん、妖精さん達に早く自転車を作って届けてあげるんだ」
こうして、妖精達に自転車を届けようプロジェクトが発生した。




