幼少期 妖精
今日はこの日、森の中でピクニックで手頃なボアをしとめて、バーベキューをしようと思ったのだが、手頃なボアが出てこなかったので、断念した。
「ボアが出てこないけど、ならキャンプみたいな事をしない?」
「キャンプねえ、キャンプは流石に危険だからやめたほうが良いかも知れないわ、弱いと言っても魔物は出るから、私達なんて魔物からすればミンチよ、ミンチ」
「そうなんだ・・・ママがいても危険なの?」
「危険ねえ、獣やモンスターだけじゃなくって、毒虫もいるから、オススメは出来ないわ」
「獣やモンスターはともかく、毒虫はどうしようも無いから残念だけど、やめとこうか」
僕はキャンプをしてみたい気持ちはあったが、毒虫は危険だから、残念だけどキャンプは断念せざるを得なかった。
「でもね、少しの間ならお昼寝ぐらいは出来るから、お昼寝でもしてみる?」
「お昼寝したい、お昼寝だったら出来るならしてみたい」
母の提案で、お昼寝だったら出来ると言う事で、この日は母、リタリア、リタルダと共にお昼寝をする事になり、軽い昼食のサンドイッチを食べて、お昼寝をした。
「グゥー、グゥー、グゥー」
『グゥー、グゥー、グゥー』
僕達はお昼を食べ、心地よくお昼寝をしていたその時。
「ちょんちょん、ちょんちょん」
みんなでお昼寝をしていて丁度良い具合に寝入っていたら、僕の頭を突くような当たりがあった為、僕は直ぐに目を覚ます、目を覚ますと何かが僕の頭を突いていた。
お昼寝から起きた僕の視界には、小さな小さな人の姿をしていた存在が映った。
なんだろう、この不思議な生き物は、まるで小さな小さな人が羽を使って浮いている、妖精だろうか。
僕は思わず妖精を驚かせない様に、近くにいたみんなを起こす。
すると妖精と思わしき存在は、森の中に入って行き、消えてしまった。
「どうしたの?アレックス?何かあったの?」
疑問符いっぱいの起きたての母、僕がお昼寝から起こした物だから、何かあったのだとわかっただろう。
「ママ、小さな小さな人見たいな妖精がいたよ」
「妖精?本当に妖精がいたの?」
「うん、本当に妖精がいたよ。みんなを起こしたら、森の中に入ってっちゃった」
「そうなのね、この森は凄く大きい森だから、妖精がいても不思議ではないわ」
「そうなんだ、ママ、僕妖精と友達になりたい」
「私も、妖精と友達になりたい」
「私だってなりたいわよ」
すると森の中から1匹の妖精が出て来た。
さっきの妖精だ。
「あれ?妖精さん、どうしたの?」
「私と友達になりたいって本当?」
「本当だよ、妖精さんと友達になりたい」
妖精みたいな小さな小さな人はしゃべった。




