幼少期 リタリア自転車に
僕は父に抱っこされ、自転車を回収して家に帰って来た。
「あのね、あの白龍は神様の使いだったよ」
「アレックス、あの白龍がなんだろうと、アレックスを傷付けたのは間違い無い、見つけ次第討伐する」
「討伐なんて駄目だよ、あの龍は僕が助かる事をわかってたし、リタリアの為に遣わされたんだから」
「アレックスを攫ってリタリアの為に遣わされたとはどう言う事だ?アレックスはあの白龍を恨んでいないのか?」
ここで僕は父に、気を失っている間にあった事を父に話したが、あまり本気に受け止めていない様な感じだった。
しかし、
「まぁアレックスが本気であの龍を本気で恨んでいない事がわかった、だから見逃さないでも無いかな、確かにあの龍は不思議な感じのオーラだったし、アレックスの言う通り、神様の使いだったのかな?」
「パパ、あの龍を見つけても、何もしないであげてね?」
「わかったよアレックス、アレックスがそこまで言うならあの龍は放っておこう」
「ありがとう、絶対に何もしないでね?」
僕は、あの龍には恨みがないとなんとか言い、父に納得してもらった、これであの龍は今度あっても大丈夫だろう。
「話しは変わるけどね、自転車が王都で販売される様になるから、パパも自転車が販売されたら、みんなの自転車を買ってね?」
「あー、アレックス、自転車と言うものは面白そうだね、見たところ歩くのより断然速いし、王都で販売される様になったら、1人一台買うよ、もっともリタルダの分はまだ要らないけどね」
「私もアレックスの自転車乗ってみたいわ、良いでしょ?アレックス?」
リタリアは僕よりも大きい、頭2つ分くらい、でもそれは僕はわかっていたから、今回持って来た自転車は、
僕がギリギリ乗れる大きいサイズにしてあり、リタリアが乗る分には充分リタリアにとって普通サイズだ。
「良いよリタリア、実は大体だけどリタリアのサイズに合わせた自転車を持って来たんだ、だからリタリア、明日の朝、自転車に乗ってみようよ」
こうしてリタリアは、自転車に乗るのが楽しみの様で、でも僕に癒やしの魔法を使ったからか、疲れたような感じで寝室に向かって行った。
次の朝、僕は起きたのは意外に早かったのだが、父はもう既におらず、しかもリタリア、リタルダは起きていた。
朝食を終え、早速リタリアは、自転車に乗ろうとしている、まずは補助輪付きで。
そしてリタリアは補助輪付きでしばらく乗っていたら、今度は補助輪無しで乗りたいのだろうか。
「アレックス、今度は補助輪無しで乗ってみたいわ、良いでしょ?」
「リタリアが乗りたいって言うなら良いけど、最初は結構難しいからね?コツとしては漕ぎ続ける事だよ」
「良いわ、難しくても乗りたいもの、アレックス補助輪をとって」
「わかったよリタリア、コケてケガをしたら自分で癒やしの魔法を使ってね?」
リタリアが補助輪無しで乗りたがったので、しょうがないので僕は補助輪をとってあげた。
「さぁ、行くわよ、それ」
リタリアは掛け声と共に、補助輪を取った自転車にまたがり、そして漕いだ。
「リタリア、凄い、初めてなのにちゃんと乗れてる」
リタリアは一度も転ぶ事なく、自転車にまたがり乗って漕いでいる。
僕はそれを見て、今度はリタリアが自転車を止めれるか試す事にした。
「リタリア、ちゃんと止まれる?」
「えー、止まれるわよ?」
リタリアはそう言うと、ブレーキを握ってちゃんと止まった。
前世の僕は補助輪無しでの自転車には苦労したんだろうけど、ハッキリとは覚えていないが、こんなにすんなり乗りこなせる様にはならなかっただろう。
前世では近所の子供、それも小さな女の子がスケボーを乗りこなしていたけど、僕はスケボーは大きくなってからスケボーにであった為、あまり乗りこなせなかった。
それと似たような事だろうかな?そんな事を思ったが、リタリアの運動神経の良さに、少し感動を覚えた。




