幼少期 春休み②
「久しぶりね、アレックス、大きくなったわね」
僕は久しぶりに父と母、そしてリタリア、リタルダに合い、母には大きくなったと言われた。
「僕はそんなには大きくなっていない様な気がするけど、リタルダは大きくなったね、生後3か月ぐらいかな?」
「そうです、私はもう生まれて3か月になりました、私今5、5kgあります」
「リタルダ、そうなんだね、それと滑舌が非常に良いね」
「アレックスお兄様が学園に行ってから、いっぱい喋って練習しました」
「さすがリタルダ、もう赤ちゃんじゃない気がするよ」
「それを言うならアレックスお兄様だってそうですよね」
僕は久しぶりにリタルダに会って、大きくなったと感じて、滑舌も良くなったと感じ、もう赤ちゃんではないと思い、リタルダに言うと、リタルダも僕も赤ちゃんじゃないと言った。
「御者さん、荷物を下ろすので少し待って下さいね」
僕は御者さんに、荷物を下ろすと一言言い、荷物を下ろしてお金を払い、御者さんと別れた。
「アレックス、この大きな荷物は何?台車?」
リタリアも久しぶりに僕に会うと、僕にこの荷物は何と話しかけて来た。
「この荷物はね、自転車って言うやつで、錬金術クラブで僕様に作ったんだ、リタリアも、リタリアからすれば少し小さいけど乗れるよ?今度乗る練習をしようね」
「そうね、アレックス、よくわからないけど学園で色々作ってるのね、よかったわ」
「自転車が出来たんですか?凄い、もう自転車を作ってしまうなんて、さすがアレックスお兄様です」
僕は自転車に積んであった荷物を下ろすと、早速自転車にまたがって乗って漕いで進んでみた。
「ほら、こんな感じで乗れる乗り物なんだよ?面白いでしょ」
僕はスイスイと自転車を漕いで進むと、何やらみんなが騒がしい、どうしたんだろうと思い、僕は聞き耳を立てた。
「アレックス、危ない、逃げろ」
「危ない?何が?」
父の言葉に意味が最初わからなかったが、僕の上に何かが飛んでいる、なんだろうと思った瞬間に目の前に飛び込んで来たのは、白い美しい大きな龍だった。




