幼少期 春休みの前に②
この頃になると、僕達は、アーサー王子、クロード、ロレッタ、アリサ、ヴァイオレット、そしてキャシーと大体一緒にいる感じで、少人数なので、団体行動をとりやすく、
そしてキャシーも目が行き届きやすいのだろう、他の1年生のSクラスの子達は別のクラブに行っている様だ。
「今日は町工場に行くけど、明日からは春休み、みんなそれぞれ領地とかに帰るでしょ?宿題とか出しちゃうから」
「キャシー先生、宿題出すんですか?」
「うん、そうね、宿題を出そうと思っているわ、春休み中何をしていたか、日記形式で出して貰おうと思っているわ」
「そうなんですかぁ、それだけですか?」
「今の所はそれだけよ、何せSクラスの子達は優秀だから、宿題も少ないのよ」
キャシーは明日から春休み、日記形式で宿題を出すと言って来た。
でもSクラスの宿題は少なく、宿題も日記だけの様だ、これは嬉しい、
春休みは3月20日から4月20日の1ヶ月と前世の子供の頃の春休みに比べると長いが、1ヶ月もあれば毎日日記を書くのも大変だけど、発表するくらいの何かは起こると思う。
発表の時、恥ずかしくならない様にまとめようかな。
「みんなそれぞれ領地に帰るだろう?それぞれの領地で変わったもの、それかこれから変わるものを書いてもいいし、簡単な宿題だね、私は王宮に帰って何を書こうか、すぐには思いつかないな」
「私も、領地に帰ってもコレって言うのがなくて、何を書こうか悩んじゃうわ」
アーサー王子は王宮に帰り、アリサは領地に帰って何を書こうか悩んでしまっている。
「僕もだよ、領地に帰ってもコレって言うものが無くて、何を書こうか悩んじゃうなぁ、でも1ヶ月もあるから、多分面白い事が思い浮かぶと思うよ」
「なんでも良いのよ、とりあえず宿題にするけど、やって来なくても別に良いわ、ただ何も無い春休みにならない様にね?って言う想いを込めた宿題よ」
クロードも領地に帰る様だけど、コレと言うものが無くて、ちょっと気を負ってしまっているんじゃ無いかと思ったけれど、キャシーがそれを聞いて、気を負わずにと言ってくれた。
僕達は自転車に乗りしばらくしていると、通行人のみんなが僕達を見てくるが、おそらくこれは自転車が珍しいからだろうと僕達は思った。
そして先頭を走るキャシーが大きな倉庫がある場所に着き、工場と言ったらこう言う場所だろうと言う場所に着いた。
「ここが目的の場所よ、みんな自転車はここに停めて建物の中に入りましょう」
キャシーがそう言うと、キャシーは自転車を停めて建物の中に入っていくので、僕達もそれに続いた。
建物に入ってしばらくすると、僕達の事を目もくれず、仕事をしている人達が大勢いた。
そしてその中の1人にキャシーが声をかけた。




