幼少期 ゴム素材②
僕は、今度は材料を指定して原料を混ぜてもらう事にした。
前世では、ゴムはゴムの木の樹液から作られるものだったけれど、僕が求めるゴムタイヤの原料は、ゴムの木の樹液に、カーボンブラック、シリカ、硫黄を混ぜて作る。
なのでカーボンブラックのかわりに炭を、弾力を高める為に硫黄を混ぜて作る事にした。
しばらくして、出来上がったのを手にとってみる。
するとそれは弾力もあって程良く伸びる丈夫なゴムだった。
「これですよこれ、これが欲しかったんです」
僕は思っていた通りのものが出来て嬉しくなった。
でも、喜んでばかりは居られないので、次にローラーを2つ用意して、ゴムを大量に作って伸ばし始めた。
そして伸ばしたゴムを徐々にタイヤ状にしていく、そして脇にワイヤーをそれぞれ二つ取り付け、タイヤの見本が完成した。
「キャシー先生、タイヤが出来ました」
「タイヤ?何に使うの?」
「これは馬車の車輪やリヤカーの車輪に使います、ゴムタイヤがあると、馬車もかなり快適になりますよ」
「馬車が快適になる?それはまた需要がありそうね・・・」
「これは需要はかなり見込めますよ、何せいずれこのタイヤを使って凄いものを作っちゃおうと思っていますので、それは自転車です」
「自転車?アレックス君が言うぐらいだから相当需要があるのね、自転車って言葉は初めて聞くし」
「自転車はこう言ったもので、この部分を漕いで進む乗り物です」
僕はタイヤが出来て喜び、キャシーに言った、キャシーはあまりピンとは来てない見たいだったけれど、でも僕はめげずにタイヤの可能性を伝えると、ようやく納得してくれた。
そして僕はさらに自転車の絵を書いて説明をした。
「これ、アレックス君知ってて書いてるでしょ、あまりにも精巧すぎるし、わかりやすいのよね・・・」
「ですが、実際きちんと出来るはずです、僕は以前から自転車の事は考えていましたので」
「アレックス君、そう言う事では無いんだけどまぁ良いわ、アレックス君が書いた絵をもとに、自転車を実際作って見ましょうか」
「そうしましょう、キャシー先生、自転車を作って見ましょう」
僕はまたやらかしたので、キャシーが僕を追求したが、なんとか誤魔化した、自転車は以前から考えていた事も本当の事だったし、自然に誤魔化せたと思う。
それから3日後、キャシー先生と錬金術クラブで、ついに、自転車を作り上げた。
最初に補助輪を付けておいて、キャシーに乗ってもらう事にした。
「これは早いわね、しかも安定してる」
「でも本当は気の補助輪は付けないんです」
「え?これが無いと倒れちゃわない?」




