幼少期 ゴム素材
あくる日、錬金術クラブに頼んでおいた素材がどうなってるか気になり、錬金術クラブで。
「アレックス君、以前言っていた、柔らかくて硬くて、皮よりも伸びやすい素材を作ってみたんだけど、これなんかどうかな?」
「・・・ちょっと違いますね、これはもしかして食べられる素材で出来てますか?それだったらワンちゃんが好んで食べるかも知れません」
「そう、一応食べれる素材で出来ているわ、これも売ろうと思えば売れるのかしら?」
キャシーが最初に僕に渡して来た素材は、いぬガムのようなものだった。
まぁコレはこれで売れそうな気もするが、次に行って見る事にした。
「これなんかどうかな?」
「・・・これ、凄く近い感じがします」
僕は手に持ったのは、なんとビニールを薄くした様なものだった。
この素材なら、どうにか考えれば、僕が求めているものが出来そうだ。
「キャシー先生、これを黒くしたら僕が求める素材が手に入るかも知れません、これに炭を混ぜて見てくれませんか?」
「わかったわ」
こうして、素材を黒くするために、最初から作り始めてくれた。
そしてなんと材料にスライムを使っているのが見えた。そこで僕はじっと見ている事にした。
「キャシー先生、この素材はスライムを使っているんですか?」
「そうよ、スライムは核さえ無事なら、何をしても大丈夫だから、結構素材とかにも向いていると思って、使って見たの」
キャシーは素材にスライムを使った事に対し、あっけらかんと答えた。
さらにキャシーはスライム以外の素材で、これまた不思議にどろどろの素材を使っていた。
「キャシー先生、そのどろどろした素材はなんですか?」
「これはねぇ、葛って言うツタの植物の根から取った素材よ、これは食べる事も出来るらしいけれど、やり方がわからないわ」
「食べる事が出来るなんて、ちょっともったいないですよね」
「でも、良い材料が無いし、それに結構たくさん生えているから、素材にはもってこいなのよ?」
「そうなんですね・・・」
キャシーの言う通り、食べられるもので、貴重な素材ならば使えるものでは無いが、たくさんあるって言うから、大丈夫なんだろう。
それに食べ物として食べてしまうより、食べる事以外に使えるなら、その方が良いかも知れない。
そしてキャシーがそうこうして作った素材は、さっきのビニールを薄くしたものだった。
僕はそれを手に取り観察する、これはゴム製のものでは無いが、なんとなく水を弾きそうだし、塩化ビニールのかわりになるかも知れないと思った。
「今度はこれに、葛のどろどろしたものは加えず、炭と硫黄を砕いたものを混ぜて見ましょう」
「わかったわ、今度はスライムのみでやるのね?」
「はい、お願いします」




