幼少期 禁断のアイスクリーム
「僕はお金が沢山入ったから、お金を使って料理を作って行こうと思います」
「料理?それはどんなものなの?アレックス君が作った料理、すごく興味があるわ」
「私もアレックス君やアーサー王子と一緒の錬金術クラブと料理クラブに入ったけど、まだ食べた事がないから非常に興味があるわ」
僕の言葉にキャシーとロレッタまでうなずいた。
ポータブルトイレを作ってすぐに、僕はキャシーと共に、アーサー王子、クロード、ロレッタ、
そしてロレッタの古くからの友人であるアリサ・ヴィン・キャロットとヴァイオレット・ヴィン・レタシもロレッタと共に料理クラブに入ってくれた。
これで料理クラブは顧問のキャシーを含めると7名になり、下限の5名を超えた為、晴れて料理クラブはスタートしたのだが、錬金術クラブが忙しくなってしまった為活動出来ていなかったのだ。
錬金術クラブがポータブルトイレを、町工場に丸投げした為、やっと落ち着いたので、やっと料理クラブを活動出来るのだ。
僕はその間に暇を見つけて、錬金術クラブで冷蔵庫を作り、今は食品なんかも冷蔵庫に大量に入っている。
冷蔵庫は180cmの高さのものにはプラスチックで作り、ちょうど真ん中に氷の魔石をいくつか置いたパネルを入れ、ONとOFが出来る様になっている。
冷蔵庫がそのままだと氷が固まってしまうので、たまには氷取りをしなくてはいけないので、OFにもできる様にした。
冷蔵庫は真ん中から上は8℃以上に、下の部屋は5℃以上になっていて、真ん中の部屋は-20℃になっている3ドアのものを作った。
冷蔵庫も売れば良いじゃんと思うよね?
そうだ、売れるのであれば売ってしまおう。
でも冷蔵庫は、この異世界にも元々あったから、爆発的には売れないだろうとも思っている。
「料理クラブで最初に作るもの、それはアイスクリームです」
「あいすくりーむ?まるで何かの魔法みたいな名前ね、それはどんな食べ物なの?」
「アイスクリームは牛乳などを原料にして、冷やして固めたクリーム状の食べ物です」
「牛乳かぁー、牛乳美味しいよね、私大好きだけど、飲むとお腹を壊しちゃうから残念でもあるわよね」
上から順に、アリサ、僕、ヴァイオレットが言う。
「材料は牛乳、卵、砂糖です。
卵は黄身だけを使います、ボウルに入れて混ぜ、とりあえず1時間ほど冷やします」
僕は言うなり大量に牛乳、卵の黄身、砂糖を混ぜ、これまた大きな容器に移し、冷蔵庫の真ん中に入れた。
「1時間も?その間何してるの?」
待ってる間に何するの?とキャシーが言う。
「じゃあこの卵白を使って、ラングドシャを作りたいと思います。
材料はバター、砂糖、小麦粉、卵白です、これをボールに混ぜ、この袋に入れて絞って出し、並べてオーブンで15分焼いたら完成です」
「15分かぁ、まぁ食堂でもそれくらい待つから、別になんとも無いわよね」
「でもアイスクリームはこの後更に3時間も待つんだよ?大丈夫?」
「3時間も?って事は計4時間も待つの?長い、長すぎるわ」
ヴァイオレット、僕、アリサの順に言う。
「でも、僕が作る料理は待つ事が多いから、その間は何か他の事をやってれば良いし、我慢してね?」
みんなは待つのが相当辛いらしい、
でもこればかりは仕方が無い。




