幼少期 どこでも◯アの、その後
ポータブルトイレが大ヒットし、1週間はポータブルトイレの生産に追われていた。
錬金術クラブは、これ以上は作れないと悲鳴をあげて、とある町工場にほぼ丸投げで、生産を任せて、ようやく落ち着きを取り戻した。
「キャシー先生、どうしてポータブルトイレがここまで需要があったんでしょうか?」
「それはね、みんな食中毒になるからよ、だからポータブルトイレは需要があったの」
僕の問いにキャシーは何気なく、みんな食中毒になるからと言った。
この世界は上下水道は、スライムのおかげか整っているが、おそらく手洗いの習慣は無いのだろう。
しかしトットリカ学園では食中毒は起こっていない、学生や先生達が綺麗好きな為、食事前に手洗いをするのが普通だからだろう。
良くわからないが、僕はこのままではもっと大変なってしまうと思い、王様に手洗いの習慣をつける様に進言した。
そのあと間も無く、ポータブルトイレの生産は多少落ち着きを見せた。
「キャシー先生、うがいの習慣はトットリカ学園にもありませんが、トットリカ学園でもうがい、手洗いの徹底をトットリカ学園でも推奨して下さい」
「うがい?うがいって水を口に含んでガラガラと喉をやる奴よね?どうしてそんな事を?」
「うがいは、手洗いとセットで行うものですが、うがいを行う事で風邪とかの病気を起こしにくくします。
うがいは口臭のもととなるものを押さえたり、喉を洗う事で風邪のもととなるものを洗い流す事にも繋がります。
他にも、うがいは虫歯を予防する事も出来ますし、なにより、簡単に出来る事だからです」
「うがいにそんな効果があるのね、なら手洗いもそれなりに有効な訳ね」
「そうです、手洗いも風邪のもととなるものを洗い流したり、食中毒の原因を抑える事も出来ます、手洗いは、石鹸をつけて30秒以上洗う事が重要です」
僕は、うがい、手洗いの重要性を鼻の穴を膨らめて言った。
これは本当の事だ、王様にも手洗いの重要性の事を言ったら、途端に食中毒が減った様だし、やっぱりこれは徹底するべきだと思う。
「でも、食中毒が減ったおかげで、ポータブルトイレの売り上げも落ち着いたわ、その事は良いの?」
「その事でしたら僕はもう良いと思ってます、もう十分にお金を貰いましたから」
キャシーはポータブルトイレの売り上げが落ち着いた事を心配してくれたが、僕はもう良いと思っている。
ポータブルトイレが1台10,000Gで売ったのだが、材料費が1,000Gで出来て、残りの3割が僕の懐に入り、1台で2,700G、これが1万台だから27,000,000G、既に3,000万G近く貰っている。
扇風機もそこそこお金が入って来たので、僕はもう4,000万G持っている。
これは学生では破格の額だ。
まだまだ売り上げていて、工場に丸投げをしてしまったので、利益は半分になってしまったが、それでも充分にお金は入ってくる。
「それに、僕にはまだまだアイディアがありますし、ポータブルトイレの裏技もあります、裏技は余り使いたくはありませんけど、良いのです」
ポータブルトイレの裏技は、食中毒が落ち着いても、ポータブルトイレを使いたくなる様に仕向ければ良いのだ。
僕には考えがあった。




