幼少期 どこでも◯ア
「それで、今日は何か作りたいものはあったりする?それと1年生のみんなは知らないだろうから、最初に言っていくけど、
出来上がったものは場所も取るし、お金も掛かるわ、失敗したものはスライムに分解して貰うから、時間もお金も無駄になってしまうの、
だからただこれを作りたいからと言って、簡単に作っちゃ駄目よ、かかったお金は学費から差っ引かれるからね」
「ごめんなさい、僕簡単に考えてました」
キャシーが作りたいものはあるか?と僕達Sクラスのみんなに言うが、作るのはタダじゃないと言う。
そうだよね、作ると言ってもただ作るだけじゃ置き場所にも困る。
ただのゴミになってしまうし、材料費だって掛かる。
だからただ単に作るだけじゃ駄目なんだ。
それにしてもスライムが居るとは、さすが異世界、一気にファンタジーになって来た。
前世で、スライムを加工して色々と便利なものを作ったりする、小説を色々と見た事はあるけど、実際この世界でも、スライムが何かを分解してくれるんだ。
この事があるだけでも色々な可能性が見えてくる。
「良いのよ、アレックス君は扇風機や信号機を作る時に、きちんとした考えがあって、更に丁寧な図まで書いてくれたわ、
だから作る私やSクラスの上級生達も、作っているうちにどんなものか、何となくわかってきたし、だから良いのよ」
「扇風機には驚いたよね本当に、あ、僕はSクラスの4年生のマーシー・ヴィン・ラデュン、よろしくねアレックス君、それとSクラスの1年生」
『よろしくお願いします』
「僕達錬金術クラブは、今アイディアに行き詰まっていて、何も思い浮かばないんだ、アレックス君が考えてくれた扇風機、改良したりはしてるんだけどね」
「それはなんとも言えませんが、僕、今作って見たいものがあります」
「それはどんなものなの?」
マーシーがアイディアに行き詰まっていると言い、僕は作って見たいものがあると言い、それはどんなものかとキャシーに尋ねられた。
「キャシー先生、例えば学園に居て、トイレが何処にも無くて、でもお腹が痛くなってしまったら大変ですよね?そこで僕はどこでも用を足せるトイレがあったら便利だと思いました」
キャシーにどんなものを作りたいか尋ねられたので、僕はどこでもトイレを作りたいと言った。
僕が作りたいもの、それはポータブルトイレだ。
「確かにそんなトイレがあったら便利よね、で、アレックス君、一体どんなものが思い浮かんでるの?」
キャシーは僕の言葉に乗り気の様で、興味深々だ。
ちなみに今あるトイレは洋式で、腰掛けて座ってするタイプのものだ、そして分解は考えた事が無かったけど、多分スライムがしてくれていると思う。
だから分解はそのままスライムに任せて、折りたたみ式で座れる様に用を足せれば、と言う様なイメージで作れると思うのだ。
どこでも◯アが。




