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0才児平民からの成り上がり  作者: nyannsuki


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幼少期 音楽クラブ

 奥の教室からコーラスが聞こえて来た。


 2階の音楽クラブについた様だ。

キャシーがその扉を開けると、目の前にコーラスが鳴り響く、見たところ、合唱がメインの様で、ピアノの奏者は1人だった。


 ピアノがあるんだ、多分見た目がピアノだからピアノだろう。


 僕は今世こそはピアノが弾ける様になりたいと言う思いもある、しかしコーラスはハモっていて素晴らしいな、やっぱり。


 などと考えていたら1人のぽっちゃりした女性がこちらに気づき、それに合わせた様にコーラスが止まった。


「こんにちは、そろそろ来る頃だと思っていたわ、1年生のSクラスのみんな」


 ややぽっちゃりした女性は、年齢は30代前半だろうか、緑色の腰まで伸びた長い髪に、これまた緑色の瞳が印象的な女性だった。


 ややぽっちゃりしているとは言え、出ているところは出ていて、ナイスバディだ。


「私はレミ・ヴァン・キャスリー、4年のSクラスの担当をしているわ、そしてこの音楽クラブの顧問もしているわ、ここにはピアノは3台しか無いけど、この教室の更に奥に行くとピアノは15台あるわ、小さいピアノだけどね」


 ピアノと思われていたものはやはりピアノだった。


 レミはやや甲高い声で言ったが、とても耳に残る声だった。


「私達は主にコーラスをやっていて、仕事として教会でお金を貰ったり、大きな舞台、オペラハウスでコーラスをやる事もあるの、貰ったお金はみんなで割り勘よ」


「へぇー割り勘なんですか、素晴らしいですね」


「でもね、お金を貰っているから、みんながみんな出れるって訳ではないの、それだけ訓練を積んでようやく舞台に出れるのよ。

 ここにいるSクラスの子達でさえ出れなかったりするから、Aクラスの子達は相当頑張っているわ」


「そうなんですね、厳しくもあるんですね・・・」


 レミの言葉に、代表して僕が答えた。


「でもね、ピアノの部門もあるから、合唱とコーラスだけじゃ無く、ピアノの演奏でお金をもらえる子もいるのよ、良い事でしょう」


「それは良い事ですね、学園に居ながら、お金を稼ぐなんて素晴らしいです」


「そうよ、それに学園を卒業しても、このままコーラスでお金を稼いでそのまま生計を立てる事も出来るから、本当に素晴らしい事。

 コーラスはね、才能がある子なら誰でも出来るから、まずは音楽クラブに入ってみて、才能を試す事も出来るわ、才能がない子でも、頑張ればある程度は出来るから、まずは歌ってみてね」


 レミの言葉を受け、僕達Sクラスは、コーラスに挑戦する事になった。


 数名の生徒がレミに指名され、1人づつ歌う事になった。


 そして、その中には僕も含まれ、アーサー王子、クロード、そして悪役令嬢のロレッタまで歌う事に。


「今指名された子達は、才能がとてもあるわ、みんな音感が良いのね。

 みんなもそうだけど、とくにアレックス君はまだ4才だから、今から音楽クラブに入れば、絶対音感が身につくわよ、アレックス君、他のみんなも音楽クラブに入る事をすすめるわ」


「レミ先生、僕もう入っている部活がいっぱいで、本当にたまにでも良いですか?」


「良いわよアレックス君、たまにでも良いから、時間があったら音楽クラブによって見てね」


 こんな感じで、午前中は終わった。


 そして昼食後、僕はキャシーに質問する事にした。


「キャシー先生、料理クラブと言うものはありますか?」


「料理クラブねぇ、残念だけどないわ」


「では料理クラブを作る事は可能ですか?」


「可能だわ、でも料理クラブってお金が凄くかかりそうじゃない、料理クラブを作ったとしても、最初は金策で大変よ?もしかしてアレックス君、料理クラブを作りたいと思ってる?」


「思ってます」


 キャシーに料理クラブが無いかと思い切って聞くと、残念な答えが帰ってきた。


 それに料理クラブはお金が掛かりそうだ、でも僕は諦めない。


「なら顧問の先生をつけなきゃね、今空いている先生は居ないから、私が顧問をやっても良いわよ、それに少しならお金を出してあげる、料理クラブ、挑戦して見ましょう、アレックス君」


「キャシー先生、ありがとうございます、なら僕は料理クラブの部長をやります」


「頑張りましょう、アレックス君、何故だかアレックス君なら素晴らしい部活にしていけると思えるわ、さっそく作る申請をしてみるけど、良いかしら?」


 料理クラブを作ると言ったら、キャシーがなぜかノリノリだった。


「なら私も料理クラブに入りたいです、キャシー先生」


「なら僕も入りたいです」


「アーサー王子が入るなら、私も入りたいわ」


 上から順に、アーサー王子、クロード、そして話しを聞いていたロレッタまで料理クラブに入ると言って来た。


「そうそう、部活を作るには最低でも5人は必要だから、アーサー王子、クロード君、ロレッタさんにアレックス君、あと1人だけ必要だわ、錬金術クラブに声をかけて見る?それとも1年生だけでやって見るのも良いわね」


「そうですね、あと1人だけだから、とりあえず1年生だけで頑張ってみます」


「そうね、上級生達は部活もいっぱいでしょうから、それが良いわね」


 こうして、僕の野望は一歩前進した。





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