幼少期 朝食の事で
次の日、いつも通りに朝食を食べに一階の食堂に向かうと、クロードがいた。
そしていつも通りクロードが座っているテーブルに食事の乗ったトレーを持って向かい、挨拶をする。
「おはよう、クロード君」
「おはよう、アレックス君」
「今日も朝食はこの固いパンと硬い肉、それに生野菜かぁ」
「いきなりどうしたの?アレックス君」
「いや、実を言うとね、毎朝毎昼毎晩、同じ食事が出てくる事がほとんどじゃない?」
「そうだね」
「僕はそれに飽きて来ちゃったんだよ」
「アレックス君はまだ4才なのに、なんて事を言っているんだい?」
僕はクロードに挨拶をすると、いつも通りの食事は飽きてしまった事を言ったが、クロードには少し怒られて呆れられた。
それでも僕は続けて言う。
「毎日思うんだけど、この固いパン、クロード君は美味しいと思うかい?
それにこの固い肉や生の野菜・・・」
「僕は美味しいと思うよ?大体この食事だしね、多分慣れてるからじゃ無いかな、毎日同じでも大丈夫だよ」
「いや、それじゃあ駄目なんだよ、クロード君、食事と言うものはね・・・」
僕は何故かクロードに呆れられているけど、大事な事なのでこのまま続けて言う。
「食事は1日3食、おやつを含めると1日5食食べる訳だけどもね?毎日同じでは飽きてしまいし、食事が楽しく無いんだよ」
「おやつ?おやつは毎日じゃあ無いよね?本当にたまにしか出ないよね?アレックス君は家では毎日おやつが出たのかい?」
僕が言うと、クロードは疑問符でいっぱいで、それもやや怒って言っていた。
それでも僕は続ける。
「いや、僕の家でもおやつはほとんど出なかったよ、でもおやつは毎日あると本当は良いと思うけどね」
「そうだよね、おやつは良いよね、食べると凄く満足するけど、とても高価だから滅多に出ないよ、でも甘くて美味しいよね」
「そうだよね、おやつは甘くて美味しいよね、クロード君」
僕は食事の事を含め、おやつの事も重要だと言い、クロードもおやつは好きだと言った。
しかしその中でクロードはおやつは甘いと言ったので、気にはなるがあえて僕はおやつは甘いだけじゃ無い事は言わなかった。
ここで僕は決意した事を、クロードに言う事にした。
「たとえば僕は少し料理が出来るけど、今の学園の食堂でこれを作ってくれと言っても、多分意見は通らないと思う、だから僕は学園で料理クラブに入ろうと思うんだ、そうすれば学園の食堂でも意見は通り安くなるだろうからね」
「素晴らしい考えだよアレックス君、そうすればもしかしたら、以前アレックス君が言っていたおでんと言うのも食べれるかも知れないかな?でもまだ全部の部活を回った訳じゃ無いけど、料理クラブってあるんだろうか・・・多分料理クラブは無いよね・・・」
「たしかに、もしも料理クラブがあったとしたら、とっくの前に食堂のメニューはもっと増えているだろうけれど、メニューが無いからね、まぁそうだとしたら、僕が料理クラブを作るよ」
僕が料理クラブに入ると言ったら、クロードは料理クラブは無いのでは無いかと言った。
それならば僕が料理クラブを作れば良いじゃ無いかと思ったので、僕は力強く言った。
「あと、料理クラブを作ったら、お店を出すからその兼ね合いで王様の許可が必要だろうけれど、おでんも食堂に出て来るかも知れないね、王様の許可次第だけど」
「おでん、王様の許可が必要なんだ・・・そうだよね、お店を出すくらいだもんね」
「あ、そう言えばまだ、お店でおでんを出すかどうかは王様に言ってないや、まぁおでんを出そうと思うから、僕の中ではほぼ決定事項だけどね」
僕はおでんの事で、おでんはまだお店で出すと王様には言っていなかった、王様の許可はいるかどうか考えたけど、やっぱり僕は最初におでんを食べたのは王宮なので、王様の許可を取ろうと考え直した。
何よりも、おでんなら、すでに王宮である程度具が揃っていた、シラタキ、コンニャク、タマゴ、ダイコン、ハンペン、サツマアゲまであったぐらいだしかし疑問に思うのは、
なぜこれだけ具が揃えられるのに、この世界は料理が美味しく無いんだろう。
もの凄く疑問に思う事だった。




