幼少期 魔法使いクラブ
さらに待っているとキャシーが教室に入って来た。
「みんな、おはよう」
『おはようございます』
生徒達はみんな席に着いていて、キャシーが挨拶をして、みんなも挨拶をする。
「今日も他の部活を見て行くけど、それで良いわね?」
『はーい』
どうやら今日も部活を見ると、キャシーが言って、生徒達は了解をする。
「じゃあ今日は魔法使いクラブと美術クラブを見ましょうか、魔法使いクラブは、外でやる事が多いから、離れた場所に部室があるわ、美術クラブは校舎の中にあるわ」
そして、キャシーと僕達は校舎から離れた場所に来て、教室に入ると、部屋の中には相当数の生徒達が居て、その中の1人の男性にキャシーは話しかけた。
「ランバート、ここに居るみんなが今年のSクラスよ、よろしくお願いするわ、Sクラスのみんな、ここに居るのが、ランバート・ヴァン・ファルフォリア、魔法使いクラブの担当よ、名前を聞いた事のある子達もいるでしょう」
「ランバート殿、私はトットリカ、この国の第二王子であるアーサー・ヴィン・トットリカです。
ランバート殿のご高名はかねがね聞いておりましたが、まさかトットリカ学園の魔法使いクラブの担当でいらっしゃるとは」
「アーサー殿、アーサー殿とはお会いした事は何度かあるんですよ?もっとも、アーサー殿がその時はまだとても幼かったのですがね」
キャシーがランバートと呼ばれる人に挨拶をすると、アーサー王子が尊敬の眼差しでランバートに挨拶をした。
「アーサー王子、このランバートって人は有名なの?確かに普通の人とは違うオーラの感じで、押さえている様に見えるけど」
僕は小声でランバートと言う人の事を尋ねてみた。
「アレックス、このランバート殿は、オーラ特化部隊の1人でオーラ量は12000以上ある人なんだ、
オーラ特化部隊って知っているかい?
この国でオーラ量10000以上の人達で編成されている部隊で、12人しか居ないんだ、部隊って言っても、余程の事がない限り、全員が集まる事は無いんだけどね」
「そうなんだ、オーラ特化部隊のメンバー・・・それにオーラ量12000以上、そんな人が担当の魔法使いクラブっていったい」
僕は相変わらず小声で、アーサー王子の言う事を聞くと、久しぶりにオーラ特化部隊の事を聞いた。
「アーサー殿、私はオーラ特化部隊の中でも、オーラ量は低い方なのです、なのでオーラ量を上げようと、日々研鑽して、メンバーに恥じない様研究しています、それにしてもアーサー殿は立派になられた」
「ランバート殿、日々の研鑽、研究ご苦労様です、そして私はまだ若輩者です」
ランバートがオーラ特化部隊に所属している為に、オーラの研鑽、研究をしている事を、アーサーに伝えると、アーサーはそれに答えた。
「今この部屋にいるのは、全メンバーでは無いけれど、Sクラスの2〜6年生のみんなだ、今年もそろそろキャシーが1年生を連れてくると思って、集合させておいた」
「ランバート、ありがとう、ではちょっとだけ活動内容を見せてね」
「わかった」
キャシーは魔法使いクラブに顔を出している様に言うと、活動内容を見せてくれと言い、ランバートはそれに答えた。
「ではまず全員外に出て、模擬演習をいつも通り行う、A班とB班にわかれて、火魔法の撃ち合いはじめ!!!」
『はい』
ランバートの号令と共に、数名の2〜6年生のSクラスの子達が2手にわかれ、火魔法の撃ち合いをはじめた。
撃ち合いをはじめると、互いに打ち出された火魔法は、ぶつかっては中心で火柱を上げ消えるもの、
その勢いでは衰えず生徒の正面までにぶつかる火魔法もあるが、生徒にぶつかる間際、ボシュっと言う音と共に消えた。
「私が作り上げた防御魔法を使っているから、魔法の効果範囲内では、ぶつかる寸前にファイヤーボールは消える様になっている」
ランバートが生徒にぶつかる火魔法が消えた事の説明をしてくれた。
それにしても凄い撃ち合いだ。
ランバートもランバートで、これだけの数の防御魔法と範囲内で行うのは圧巻であった。




