幼少期 王様と雑談
「ではいつ頃出そうか・・・そうだ、1ヶ月後はどうだ?」
「1ヶ月後ですか?良いですね・・・ちょうどそれくらいの期間考える時間が欲しかったです」
「ではそうしよう」
1か月も考える時間があるのは嬉しい、何のお店を出そうか。
お店を出すにしても、料理を作る道具が無い。
だから、道具を作る事から始めなくてはいけないのだ。
学園で錬金術クラブに入っていて良かったなぁ、そうだ、錬金術クラブでパスタマシンも作ってみようかな。
「ところでアレックスよ、他に何か私に出来る事は無いかね?」
「王様に出来る事?それなら沢山あると思いますが?」
「うん、そうだがな、アレックスが何か考えてないかと思ってな、聞いて見たんだよ」
「一応考えておりますが、壮大で、
とてもそこまで先は考えられません、申し訳ありません、王様」
「おおまかで良いので、聞かせてくれないかな」
「わかりました、
先ずは交通整備をしなくてはいけません、そして次にやる事はそれに関する法の整備です」
「法の整備、確かに壮大だな、交通整備とやらも始めなくてはならぬな」
王様は、僕が考えている事が気になる様で、つっこんで聞かれた。
僕はいつかはやりたい事、それは車の為の交通整備だ、それと車に関する法の整備その時には絶対に王様の力が必要だ。
だから今から少しでも、王様にその事を伝える事は必要だ。
「今の段階では、例えば馬車同士が混乱しない様に、信号機を使って誘導するとかですね」
「シンゴウキ?それは一体どんなものなのだ?」
「信号機とは、赤青黄色を使った誘導するものです、
赤なら止まれ、青なら進め、黄色なら注意して止まれと言った指示をします」
僕は今の段階で出来る事を考えた。
「僕が初めてアーサー王子と会った時、アーサー王子が乗る馬車と伯爵の馬車でトラブルがありました。
ちょうど交差点の時の事で、これも信号機があればそんなトラブルは起きませんでした」
「そうだったのか、余はその話しは聞いていないぞ?アーサーよ何故報告しなかった」
「交差点でセプト伯爵が後から来まして、まるで私の乗っている馬車を抜かんとする勢いでしたが、些細な事だと思い、報告しませんでした、申し訳ございません」
「次からはどんな些細な事でも報告する様に」
「わかりました」
僕とアーサー王子が初めて会った日の事を王様に言ったら、アーサー王子が怒られてしまった。
僕はそんなつもりで言ったのでは無いけれど、ごめんなさい、アーサー王子。
「その信号機なら、もう作ってあります、後は数を作って設置するだけですが設置して良いか、確認を取らないといけないので、王様にお願いしたいところです」
「そうか、わかった、ではその信号機とやらを見てから決めようでは無いか」
「では近日中に信号機を持って参りますので、よろしくお願いします」
「わかった」
こうして、信号機の設置などの事は王様にお願いして、僕はこの話は一応終了した。
しかしこれで思わぬところで交通などの夢の実現性が高まった。
信号機を沢山置くとなると、それに使う材料費、維持費、そして法律が問題点として上がる。
この問題を解決するのには時間が掛かるだろう、それは王様にほぼ丸投げである。
しかしこれで最初は馬車で信号機を設置しておけば、みんなも慣れてくれるだろう。
そしていつかは車を作りたい。
こうして僕は、王家で1日過ごし、寮へと帰った。




