幼少期 王宮
「明日は、学園が休みでアレックスとクロードは何かやる事があるかい?」
「僕は特にやる事はないかな、クロード君は?」
「僕は来年に向けての勉強をしなくちゃいけないなぁ、アレックス君とアーサー王子と違って覚えが悪いから、少しみっちり勉強をしなくちゃいけないから、休みの日は勉強が多くなりそうだよ」
「クロード、大分頑張っているんだね、頑張って」
「クロード君、わからない事があったら、僕で良ければ教えるよ?」
「アーサー王子、アレックス君ありがとう、もしそうなったらアレックス君教えてね」
アーサー王子が、明日は学園が休みだと聞いて来たので、僕は特に何もないと答えて、クロードは勉強をやると答えた。
まだクロードやアーサー王子は10才なのに、勉強なんて気を張ら無くてはいけないとは、気が楽じゃないな。
もう来年の事を考えているなんて、たいしたものだと思う。
「アレックス、やる事が無いなら僕と一緒に王宮に来るかい?父や母にアレックスを紹介したいと言うのもあるから」
「そんな、恐れ多いよ、アーサー王子の父や母って言ったら、国王様と王妃様じゃ無いか」
「まあそうでもあるけど、アレックス、どうか一緒に来てくれないかい?」
「アーサー王子がそんなに言うなら、行っても良いけど、不敬を働いたら助けてね」
「ありがとうアレックス、明日が楽しみだ」
アーサー王子が僕に王宮に来ないかと言いつつ、アーサー王子の父や母に合わせると言ったので、思わず突っ込んでしまった。
しかし断るのも駄目な気がするので、覚悟を決めて王宮に招待されるのを了承した、しかしかなり不安だ。
「さすがアレックス君、僕なら恐れ多くて断っている所だよ、と本人の前で言う事じゃ無いけどね」
「それは残念だよクロード、クロードもいつか招待したいものだ」
クロードが恐れ多いと、アーサー王子の前で言ったが、アーサー王子はクロードも招待したかった様だった。
今日の夕飯は、いつもと同じ、固いパンに固い肉のスープ、そのままの野菜だった・・・
これは毎日だと飽きてしまうと思ったが、この食堂も、テコ入れが必要だとも思った。
でも4才児を食堂のキッチンまで入れてくれるかが疑問なので、心の中でアーサー王子に助け舟を出してもらえたらなぁと思った。
「じゃあまた明日、アレックス、クロード」
『じゃあまた明日、アーサー王子』
アーサー王子の言葉に、僕とクロードの言葉が重なった。
そして2人と別れ、歯を磨いて風呂に入って寝た。
そして次の日、アーサー王子とクロードと共に、食堂で朝食を食べる。
最近では良くこの2人と食事をする、最初はクロードだけだったが。
「おはよう、アレックス、クロード、クロード残念だけど、アレックス今日は楽しみだよ。
「僕は大分緊張しているよ」
「それはそうだよ、アレックスは平民だから尚更でしょう、僕でもおそらく、大分緊張しちゃうと思うよ?」
そんな感じで朝を迎え、いよいよ今日はアーサー王子と共に王宮に行く事になっている。




