幼少期 薬草クラブ
そして、薬草クラブでの事、畑に入り色々となっている薬草を見学していた。
「こんにちは、ミーシャ」
「こんにちは、キャシー、それにSクラスのみんな」
『こんにちは』
時刻は10時ちょっと前、キャシーがミーシャと呼ぶ1人の女性に声をかけた。
ミーシャと呼ばれた女性は、年の頃は20才ぐらいだろうか、緑色の腰まで伸びた長い髪に、水色の瞳をした美女だった。
「Sクラスのみんな、初めまして、私はミーシャ・ヴァン・バーニア、君達より1学年上の、2年生のSクラスの担当していて、薬草クラブの顧問をやっているの、よろしくね」
『よろしくお願いします』
ミーシャは、年頃の大人と言う感じの雰囲気で、それでいて明るい感じで、好感がもてる女性だった。
「今は見ての通り、ポション草と言う薬草に水を撒いているところよ、このポション草は森の中に群生していて、比較的育てやすい薬草なの」
「ポション草、まるでポーションの様な響きですね」
ミーシャの言葉に、僕はつい質問をしてしまった。
「そうよ、君は小さい子だから、アレックス君で合っているかしら、君は4才で学園に入ったから有名よ、そして良い質問ね、このポション草はポーションに使われる材料よ」
「そうなんですね、それと、僕はアレックスです」
ミーシャが僕の言葉に答え、納得してくれて、僕も名前を当てられ、素直に答えた。
「このポション草とテンカ草を混ぜて錬金すると、体力が回復するポーションが出来るの」
「テンカ草と錬金ですか?」
「そうよ、錬金、すなわち錬金術よ」
ミーシャがとても重要な言葉を言ったので、僕はおうむ返しの様に質問をすると、答えが返ってきた。
「今ポション草にかけている水を精製し、ビーカーに移し、ポション草とテンカ草を煮出して濾すと、ポーションが出来るわ」
「そうなんですね」
ミーシャの説明はとてもわかりやすく、想像しやすかったが、煮出すのも錬金術なのだろうかと、ふと疑問に思った。
「ちょうど今からポーションを作るところだから、アレックス君、Sクラスのみんなも見ていきなさいな」
『はーい』
するとミーシャは水を撒くのをやめ、移動したので、僕達も後についていくと、大きな釜や、小さな釜が様々ある一つの工房の様な場所に着いた。
「ここでポーションを作ったり、他の薬草と錬金したりするのよ」
「へぇーそうなんですか」
気分はまるで魔女にでもなった様な気分だった。
「ではまずは精製水を錬金するわよ、材料はこの小さな錬金釜と水、それから錬金石を使うわよ」
そうミーシャが言うと、錬金釜と錬金石の入った水が、透明から緑色に変わった。
「この緑色に変わった水が、精製水よ、ちょっとオーラが付加されているわ」
どうやらミーシャは精製水を作るのに、オーラを使った様だったが、僕は気付けなかった。
「そして今度はこの錬金釜とポション草とテンカ草を煮出して入れて、同じようにオーラを加えると、ポーションの出来上がりよ、出来は中クラスってところよ」
ミーシャが矢継ぎ早に言ったが、今度は言葉とともにオーラをつかったので、オーラを使うタイミングがわかった。
「このポーションを、この小さな瓶に入れれば完成よ、ほっておいて成分が分離してしまったら、期限切れ、期限切れまで約一年半って所よ」
「そうなんですね」
ポーションに期限があるって言うのは知らなかったが、当然期限は放って置けばあるんだろうなとも思った。
「アレックス君、それとSクラスのみんな、薬草クラブに興味があったら入ってみてね、ちょっとだけでも良いからね」
「ありがとうミーシャ、ではお昼も近いから、みんなで食堂に移動しようかしらね」
ミーシャの言葉を切り、キャシーが昼が近いと言い、移動を始めた。
そして食堂に行き、みんなで食事をした。
誤字報告、ありがとうございました。
自分も見直しているのですが、気が付きませんでした。
助かりました。




