幼少期 騎士クラブ
「アーサー王子、おはよう」
「おはよう、アレックス」
「おはようございます、アーサー王子」
「おはよう、君は確かクロードだったかな?」
「はい、クロード・ヴァン・モネと申します」
「クロード・ヴァン・モネか、モネ伯爵のご子息か、よろしく」
「こちらこそよろしくお願いします」
「堅苦しいのはいい、クロードよ、普通にしてくれないか、6年間と言う僅かな学園生活を、堅苦しく過ごしたく無いのでな」
「はい、かしこまりました」
「クロードよ、そこはわかったで良かろう」
「わかったよ」
アーサー王子がクロードに無茶振りをしたが、意外にも、すんなりとクロードは受け入れた。
こうして僕たちはSクラスに向かった。
「おはようみんな」
「おはよう」
『おはようございます』
上から、アーサー王子、僕、みんなの順に挨拶をした。
人数的に言えばまだ15人くらいしかおらず、まだみんな来て居なかったが、席に座り待っていると、ちらほらと集まり、昨日と同じ人数が揃った。
さすがに30人全員揃うと騒がしくなった。
それもしばらくするとやや落ち着いてきて、チャイムが鳴ったらそれぞれの席にみんなが座ると、教室に先生らしき人物が入ってきた。
「おはよう、キャシー・オズ・バーンがSクラスの担当になるからよろしくね」
『よろしくお願いします』
キャシーが入って来てみんなに挨拶をすると、みんなも挨拶を返した。
「今日から授業に入るけど、ここにいるみんなは優秀な子達ばかり、授業には出ても出なくても良いわ」
「え、じゃあその時間はどうすればいいんですか?」
キャシーの言葉に疑問を覚えたので、僕は質問をした。
「その時間はね、授業に出なかった場合は部活をするのも良し、自習をするのも良しよ」
「部活ですか?」
「そう、この学園には色んな部活があって、それぞれの学園のSクラスの子達が特に頑張っているわ。授業が終わったらAクラスB、Cクラスの子達も合同して部活をして行くの。そして基本的に部活はいくつも入って良い事になっているのよ」
「いくつも部活ですか?」
「そう、いくつ部活に入っても良いわ、自由な時間に、その部活を利用するのが最も充実した時間になるからね」
「そうなんですか」
キャシーの言葉に僕は質問をして行く。
しかし部活をいくつもやるのは魅力的に見えるけれど、逆に大変かも知れないと思う、だからそうならない様に、ほどほどしなければと思った。
「さーて、じゃあ今日はどんな部活を見て回ろうかしら?みんなも部活巡りで良い?」
『はーい』
「じゃあ部活を見て回りましょう」
こうして、キャシーの言葉通りに部活を見て回る事になった。
「最初に見るのは騎士クラブにしようかしら」
『はーい』
キャシーの言葉にみんな頷き、最初は騎士クラブを見る事になった。
「今年も宜しくお願いします」
キャシーが騎士クラブで1番歳をとっている子に声をかけて、騎士クラブの見学が始まった。
見学をしていると、2人が前に出て来て剣を持ち、『始め』の言葉とともに撃ち合い始めた。
数回打ち合って居たら、片方が優勢となり、斜めに身体を切りつけ、勝負有りとなり、『参りました』の言葉とともに、試合終了となった。
剣は、刃が潰れており、切りつけられても致命傷はおろか、傷さえ付かないものになっていた様だった。
「それじゃ、次の部活に行きましょうか」
『はーい』
キャシーは割と淡白に言い、みんなもそれに応えた。




