幼少期 クラス分け
「あとは部活もあるから、色々見て回って見るのも面白いと兄が言っていたな」
アーサー王子の兄と言えば、第一王子のロキ・ヴィン・トットリカだ。
年齢はアーサー王子よりも3つ上の今は13才だっただろうか。
何学年かは一緒だから授業がかぶることもあるかも知れない、だからちょっとだけ注意をしておこう。
僕がアーサー王子と部活を見るのも面白い、と言う話しをしてしばらくすると、教室に大人の人が入って来た。
「はーい、みんな適当な場所に座ってくれるかな?適当な場所で良いからね、今は」
そんな声とともに僕達はその大人の人の声に従い、近くあった椅子に腰掛けていく。
しばらくしてみんなが座った頃を見計らって、また大人の人が声を出す。
「良いねぇ、みんな座ってくれてるありがとう、自己紹介が遅れたわね、私はキャシー・オズ・バーン 貴方達の担当の教師になるわそして永遠の16才よ」
「永遠の16才?」
「そうよ、永遠の16才よ」
その大人の人は見た目は確かに、成人しているかいないかの間ぐらいで、16才と言われれば、そう納得する様な見た目だった。
髪はやや長く肩以上に伸びていて黒色で、前髪は眉毛が出て少し隠れるくらい伸びて揃えられている。
その下から見える瞳は赤く、大きくて可愛らしい。
僕達から見ても、ほっておけない様な、悪い人にはついて行ってはダメだよって言いたくなる様な見た目をしていた。
この人が先生なのか・・・、これは当たりだ、色んな意味で大当たりだと、僕達は思ったのだった。
「そうそう、クラス分けだけどね、テストの結果、良い順で、なおかつ基準に達している子達はSクラス、その下の人達はA、B、Cに分かれて行くわ、みんなの担当は私だけど、A、B、Cの人達は担当が違う事もあるから、了解しておいてね」
『はーい』
キャシーの声に声にみんな反応して返事をした。
もちろん僕も。
「ではSクラスを発表して行くわね、テストの筆記、体力測定の上位20名の子達、前へ出て」
キャシーの声にみんなそれぞれ従い、テストの筆記体力測定の上位20名の中の30名が前に出た。
「はーい、この30名が今年のSクラスの子達だよ、軽く自己紹介をしてね」
「では私から、私はこの国の第二王子であり、今年からこの学園に通う事になった、アーサー・ヴィン・トットリカだ、よろしく」
「じゃあ次は僕が自己紹介をします。僕の名前はアレックス、平民なので家名はありません、よろしくお願いします」
『ブーブー』
僕は王子の後に自己紹介をしたのだけど、みんなやや不満気だ。
「あーアレックスは私のお気に入りで、もしかしたら今後、私の護衛や文官になるかも知れないから覚えておく様に」
「え、そうなの?」
王子の言葉に僕は驚いた。
「そうだよ、アレックスの様な優秀な子は、王族と共にいるべきだと思っているよ、王族に負けないぐらい優秀だからね」
アーサー王子は真面目な顔をして言った。
これはもしかしたら王族に囲い込まれる序盤なのでは無いか・・・。




