幼少期 母が森へ
今は12月の初め頃、前世では、足の冷え性が気になりだす頃だったが、今世では布団からはみ出る事も無く快適な寝心地だ。
しかし、少し最近、僕の体の方が、オーラが増え出した為なのか、若干体の異変を感じている。
しかしまぁ今はその事は気にしないでおこうと思う。
最近は僕の家庭教師であるアンブレア様が来ない為、リタリアはともかく僕は暇をしているので、よく母と森に行く事が多い。
その際には、母から魔法を教えてもらい、オーラの防御の仕方まで教えてもらった。
母は属性の適正が無い魔法でも、魔法の詠唱を教えてくれるから、全属性の僕は魔法をスラスラと覚えた。
ちなみに覚えた魔法は、
火の魔法前に飛ばす攻撃魔法のファイアーボール、
手の平に炎を集めて操るファイアー、
水魔法は、アクアバレット、水を前に出す攻撃魔法、
ウォーター、水を操る魔法、
地魔法はクエイク、地面前に揺らす攻撃魔法、
クリエイト、魔力を土に変える制作魔法、
風魔法はウインドカッター、弱っている動物の首をチョンパする攻撃魔法、
ウインド、風を自在に操る魔法、
闇魔法は、ダークネスト、敵の視界を奪う魔法、
バインド、敵の動きを奪う魔法、
光魔法は、ホーリー、アンデット系魔物に対しての特化魔法、
ライト、暗闇を照らしてくれる魔法。
元々覚えていた魔法もあったのだが、追加で教えてもらえた感じだ。
オーラの防御、オーラバリア、これも今回新しく覚えた。
「ねぇ、ママ、ママのお腹大丈夫?今にもって感じの大きさに見えるんだけど」
「大丈夫よ、予感はするから、それに森の空気も吸いたいしねぇ」
「大丈夫なの、予感、予感がするんだ」
前世だと、妊娠したら10月10日で臨月になり、出産すると言うのを聞いた事がある、ちなみに十月十日で朝と言う漢字になるんだって。
…その日は無事に家に帰った、
そしてその夜。
「カーマイン、明日は仕事を休んでちょうだい、良いわね、森に行くの予感がするから」
「マチルダ、急だね、でも急な事でもあるんだね?予感って」
「そうよ、明日は予感がするの、予感がね」
母はとても深刻な顔をして、父に仕事を休む様に頼む。
「リタリア、リタリアも明日は授業を中断して、私に付き合って頂戴」
「わかったわママ」
「当然アレックスもね」
「何かあるの?ママ」
「そうね、とっても大事な事があるの」
母、リタリア、僕の順に話をし、了解をする。
次の朝、何事もなく迎えたのだが、母が、
「森へ行きましょう、今日はみんなで森へ行きましょう」
「え?今日も森に、って大丈夫なのママ?」
「大丈夫よ、予感がするから」
母の言葉に僕は一抹の不安を覚えたのだが、母は大丈夫と言うので僕もそう思う事にしたのだが、昨日から母は、予感という言葉を口にしていた。
翌日になり、それでもみんなで森へ出かけ、森へ着く。
「やっぱり森の空気は美味しいわね、これなら、今日の予感を的中すると思うわ」
母の顔色は今日は悪く、青と言うか青い顔をしているが逆に元気なくらいだ。
「じゃあ今からストレッチをしましょう、みんな私の正面に立ってね」
「わかったよ、マチルダ」
「うんわかった」
「うん」
母の言葉に上から順に父、リタリア、僕の順に言う。
「はい、元気良く1、2、1、2」
『1、2、1、2』
母の言葉に従い、皆んな元気良くストレッチをするが、僕はちょっとイヤな予感がする。
そんな中、母は相撲で言えば四股の体勢を取り、「ここが大事よ」と言い、次の瞬間大声を出した。
「ふ〜ん」
前世で言えば自動車のクラクションくらいの騒音と友に、母は相撲取りで言う四股の状態のまま、両手を股に掛け、出てくるそれをゆっくり受け止めた。
母は今日はゆったりとした水色の上着に、短めの水色のスカートを履いているのだが、ノーパンだった。
ちなみに僕もノーパンだ。
リタリアと父はノーパンなのか知らないけれど、もしノーパンならノーパン家族だ。
「生まれたわ」
「良く頑張ったねマチルダ」
「良かったね、ママ」
へその緒と繋がった母と赤ちゃんを見て、僕だけは無言でしかなかった。
赤ちゃんの顔を見れば、赤ちゃんの顔はまるでお猿さんの様、正直可愛いとは思えなかったが。
「この子は女の子、だから名前はリタルダにしようと思うわ」
僕に、妹が出来た瞬間だった。




