幼少期 ついにバレた
魔法はすべてでアクア、ファイア、クエイク、ウインド、ダーク、ライト、グラビデの7つだった。
「アレックス君、アレックスはすべての属性の適正があるのね」
「そう見たいですね」
「すべての属性の魔法を使えるって事は、アレックス君は転生者なのね」
「え」
「この大陸ではすべての属性の魔法を使える人は居ないのよ、そしてすべての属性の魔法使えるなんて言うのは、転生者しか居ないの、アレックス君、アレックス君は生まれる前の記憶を持っているわね」
アンブレア様が次々と言葉を発して来て、僕はただほとんど聞いているだけだった。
まいったなぁ、まさかこんなに早くに前世の記憶があるなんて事がバレてしまうなんて、まぁしょうがないから素直に言うか。
「アンブレア様、僕には生まれる前の記憶があります」
「やっぱりねえ、以前から少しおかしいと思っていたの」
「この事は、家族のみんなに言った方が良いんでしょうか」
「そうね、言った方が良いわ」
「わかりました」
アンブレア様と僕は、そんな会話をして、僕は家族にも前世の記憶がある事を話す決意をした」
「ちなみにアレックス君、アレックス君は生まれる前までの記憶は何年ぐらいあるの?」
「前世の記憶は40歳まであります」
「40歳、私より年齢が上なのね」
「気持ち悪いですか?見た目が3才なのに」
「そんな事ないわ、アレックス君はアレックス君だもの、生まれる前の記憶があっても、これからも何も変わりは無いわ」
「ありがとうございます、アンブレア様、そう言ってくれると僕も嬉しいです」
こうして、今日の授業は終わり、アンブレア様は帰り、僕は部屋へと戻っていった。
部屋へ戻ると母が居て、そしてリタリアもいる。
僕は今日、アンブレア様に言われた事を思い、前世の記憶がある事を話す決意をした。
「ねえママ、実は大事な話があるんだ、パパが帰ってきたら言うね」
「なぁにアレックス、大事な話って、隠し事はいけないわ、今すぐ言いなさい」
僕は母に大事な話しがあると言うと、今すぐ言えと急かされた。
本当は父が帰ってきてから、皆んなに話そうと思っていたのだけれど、こうなってしまっては今すぐ言うしか無い。
「ママ、実は僕、生まれる前の記憶があるんだ」
「何を言っているのアレックス、生まれる前の記憶?」
「そうなんだママ、実は僕、生まれる前の40年の記憶があるんだ」
「そんなに?アレックスはそんなに生まれる前の記憶があるの?」
「うん」
「そうなのね、アレックス」
僕の話に、母はどうやら納得し、信じる事をした様だ。
そして僕は話しを続ける。
「僕の生まれる前の記憶は、この世界では無い記憶なんだ」
「この世界では無い記憶?」
「そうだよママ、その世界では魔法は使えなかったけど、電気と言う物があって、文化がとても発展した世界だったんだ」
「文化が発展?」
「そうだよ、おそらくこの世界とは比べ物にならない程発展していたんだ。」
僕が前世での話しをしていたらリタリアが、
「ねえアレックス、さっきから何を言っているの?アレックスは40歳の記憶があるの?」
「そうだよ、そのせいもあるから、僕は勉強が得意だったりするんだ」
「アレックスずるい、でもそうなるとアレックスは私よりずーっと年上っていう事になっちゃうわね」
「生まれる前の記憶があっても、僕は今3才、だからリタリアの方がお姉さんだよ」
「そうなの?私がお姉さんのままで良いのね、良かったわ」
リタリアの言葉に、僕はそう答えた。
こうして、父が帰ってくる前に前世の話しをしてしまった。
そして時間が過ぎていき、父が仕事から帰って来たので早速、父に前世の記憶がある事を話す事にした。
「パパ、僕、生まれる前の記憶があるんだ」
「アレックス、そうなんだね、話してくれてありがとう、今までの事で色々と納得がいったよ」
僕が父に話すと、思っていたよりすんなりと受け入れてくれた。




