表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
0才児平民からの成り上がり  作者: nyannsuki


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/113

幼少期 母と森一緒に森へ出かけた

 日照時間が短くなったこの頃、なんだか物悲しい感じがする。


 11月の空気は何だか土っぽい落ち着いた感じがする匂いが、前世の頃の記憶を少し蘇らせた。


 前世で10月下旬〜11月下旬頃の仕事が休みの日に、友人の土地の山で長芋を掘る、芋掘り器とダブルスコップを持って山に登り、長芋の蔓を見つけて辿り、芋掘り器とダブルスコップで2〜3時間掛けて長芋を掘っった。


 長芋は天然の自然薯で、食べない物は新聞紙に包んで暗い所に保管した。


 長芋は洗って土を落とし、タワシで擦って皮を剥き、薄切りにして刺身で食べたり、すり鉢で擦って味噌汁に入れたり、醬油を入れてトロロにして食べたりした。


 トロロは味噌汁に長ネギ、ワサビを入れて、醬油味のトロロにはマグロの赤身のぶつ切りとワサビを入れて食べた。


 さて、今世では長芋掘りやらを体験出来るだろうか。






 いつも通り朝食を食べていると、最近はパンケーキに甘味を感じなくなって来た。


「アレックス、今日は一緒に散歩しない?」


「うん、散歩したい」


 母のお腹は大きくなって来た。


 そう言えば母は妊娠9ヵ月ぐらいだ、ずっと座っているのも横になっているのも体に悪いだろう。


「今日は森まで行ってみようと思うの、西の森よ」


「西の森?」


 母少し嬉しそうに僕に言う。


「森の中は魔物がいるから、気を付けなくてはいけないわ」


「え!!」


 そんな危険な所に、ずっと家の中にいた母、そして3歳児の僕が行って大丈夫だろうか。


「森は深ければ深いほど大きな魔物がいるからね、でも浅い所までだと小さな魔物しかいないから大丈夫よ」


「森の浅い所でも小さな魔物がいるんでしょ、本当に大丈夫?」


 母は自信ありげにそんな事を言うので、僕は心配をして母に言う。


「アレックス、大丈夫よ、ママ強いから」


 リタリアがそんな僕を見かねて言った。


 え!!母が強い?戦闘能力があるって事?


「私もアレックスがお腹に中にいた頃、よくママと一緒に森へ行ったわ、私は怖くて森は好きじゃ無いけど」


 リタリアは何とは無しにアレックスに言った。


 そうなんだ、リタリアはずっと部屋の中に居るけど、僕が生まれる前は外に出てたのか。


 朝食を終えて、リタリアは自分の教室に行き、僕と母は家の外に出た。


 庭の外に出ると、家から西に向かって僕と母は歩く。


「アレックス、久しぶりの庭ね」


「そうだね」


 母も久しぶりの外だろう、真顔で僕に言った。


 そうして少し歩いていると、庭に咲いている花が僕の目に飛び込んでくる。


「ママ、アレは何のお花?」


「あれはパンジーよ、色んな色があって綺麗でしょう、アレックスは花にも興味があるのかしら」


「うん、それほどじゃないけど」


 僕が母に質問をすると、そう返って来た。


 パンジーか、前世と同じ花だな。

 

 最初にパンジーを覚えてからビオラを見たらパンジーと間違えてしまったなあ。


 それから山の斜面に咲いていた青いスミレ、これもパンジーに似ている。


 それにしても、結構前世と共通点があるなぁ、単なる偶然では片付けられないほどに。


「ここから先が森よ、とても大きな森で、西の隣の国の国境まであるのよ、森の名前はターグ森林と呼ばれているの」


 僕が前世の共通点の事を考えていたら、母が僕に言って来た。


「とりあえず今日は左の道に行きましょう」


 すると母は分岐点に左の道を歩き始め、僕も後を追う。


 森の中は陽射しが柔らかく差し込んでいて、

空気は、普段より多く感じ、一段と美味しい。


 歩いていると小さな木々が所々揺れている。


 歩いていて分岐点に差し掛かっても、ずっと左の道を歩く、しばらく歩くと森の入り口に戻って来た。


 「アレックス、今日は楽しかったわね、これからも時々森に来ましょう」


 そして帰路に着いた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ