幼少期 妖精の自転車
次の日、僕は母、リタリア、リタルダと共に、トットリカ学園に行く事になって、4人で馬車に乗り、トットリカ学園まで進む、父は1人で家で留守番だ。
道中は、何事も無く無事に進み、僕達はみんなでトットリカ学園に着いた。
トットリカ学園に着くと、学園にキャシーが居たので、キャシーに僕の母と、リタリア、リタルダを紹介した。
「キャシー先生、アレックスは学園で無事に過ごせてますでしょうか?」
「えー、マチルダさん、アレックス君はたいへん優秀で、特に錬金術クラブで新しいものを作って素晴らしいですわ、扇風機をはじめ、信号機、ポータブルトイレ、自転車と、まだ1年もしないうちにこんなにも素晴らしいものを作ってくれましたわ」
マチルダとは母の事で、久しぶりに母の名前を聞いた。
「それなら安心しました、アレックスはみんなより小さいので、迷惑を掛けていないか心配でしたが、キャシー先生、これからもアレックスの事、お願いしますね」
「えー、こちらこそお願いしますわ、それで、アレックス君春休み中にどうしたの?」
「実は、実家の森で妖精に会いまして、妖精に自転車をプレゼントする事になって、自転車を作りたかったので錬金術システムを借りようかと思って、トットリカ学園まで来ました」
母とキャシーが会話していて、キャシーが僕に話しを振って来たので、僕は一安心してキャシーにこれまでの経緯を話した。
「そうだったのね、錬金術システムは、色々出来て良いんだけど、揃えるまでにかなりのお金が掛かるから、気軽には使えないのが欠点なのよね、事情はわかったわ、錬金術システム、使って良いわよ」
「ありがとうございます、キャシー先生、早速使わせて下さい」
こうして僕は、自転車の設計図をもとに、縮小して自転車の部品を作り、自転車を組み上げていった。
組み上げるのに時間が掛かる為、キャシーが手伝ってくれて、母とリタリアまで手伝ってくれて、この日の内に2台仕上がった。
妖精は全部で5匹居たので、あと3台必要だ。
後の3台は次の日に作って良い事になって、僕達はキャシーと別れ、宿に一泊する事になった。
「かなり若い先生だけど、良い先生に巡り会えて良かったわね、アレックス」
「うん、キャシー先生は見た目も良いから人気なんだ」
「ふーん、アレックスはああ言う人が良いんだぁ」
「そう言うわけじゃ無いけど、先生としては申し分ないね」
母は良い先生と巡り会えた事を喜んでくれて、何を思ったのかリタリアが変な方向に話しを持って行こうとしたので、僕は修正した。
「そう言う話しはアレックスにはまだ早いわよ、リタリア」
「そうよね、アレックスにはまだ早いわよね」
「リタリアにも早いよ」
そんな話しを宿でしながら1日を終え、次の日にトットリカ学園で自転車を作り上げ、早々にトットリカ学園を退散し、僕達は家に帰って来た。




