サンダーバードの伝説。 オマケに角のある蛇ウクテナ
インディアンの人々が見た、サンダーバード。
雷を鳴らす神鳥として、恐れられた存在です。
その正体は、テラトルニス・コンドル&カリフォルニア・コンドルであったと思われます。
テラトルニス・コンドルの翼長は3、5メートルから3、8メートル。
身長は、75センチで現存するアンデスのコンドルより大きい。
また、体重15キロと同じく現存するカリフォルニア・コンドルより2倍も大きかったと。
今から12000年前から、13000年前。
最終氷期と呼ばれるヤンガードリアス期が到来しました。
ヤンガードリアス期には、気候が安定せず、北アメリカ大陸の各地で雷雲が見られた。
そこに、テラトルニス・コンドルが、たまたま海岸線や付近の山々を飛んでいた。
ゆえに、この鳥が、雷を操るサンダーバードだと勘違いされたと思われます。
テラトルニス・コンドルは、死骸の腐肉を漁っていたとか。
一方、カリフォルニア・コンドルは腐肉以外の肉も食べられたと。
大型海洋哺乳類であるクジラなどが死に、死骸が浅瀬に打ち上げられる。
その肉を両種とも食っていたが、環境変化により、クジラなどが減少しました。
これにより、クジラなどを食べられなくなった、カリフォルニア・コンドルですが。
その死骸を一掃しつつ、他生物まで補食していた事で現在まで種を存続できたと。
だが、様々な生物の腐肉が減少して、食べられなくなった、テラトルニス・コンドルは絶滅したと。
こう言う訳ですな。
また、サンダーバードVSウクテナの試合をインディアンの方々は見たそうです。
ウクテナとは角のある蛇で、西洋で言うドラゴンや東洋に存在する龍神みたいな存在です。
その正体は、恐竜化石や大蛇などです。
インディアンの人々は、それらを見て様々な姿をした蛇ウクテナを思い浮かべたと思われます。
また、サンダーバードVSウクテナですが。
どちらかのコンドルが、大蛇か、またはある程度体格がよい蛇と戦ったんでしょう。
鳥は、ミミズや蛇を食べますからね。
雑食性のカリフォルニア・コンドルならば、湖にいる大蛇を狙ったでしょう。
テラトルニス・コンドルでも、飲み水を求めて、川辺に降り立った時に大蛇の奇襲を受けた。
その激しい戦闘が、後世まで伝えられたんですな。