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沢(さわ)凪(なぎ)せ女(にょ)り~た4  作者: 椎家 友妻
第二話 姉、御撫の学び舎に立つ
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5 世界レベルの適応力

 かくして俺の姉、稲橋(いなはし)美咲(みさき)は特別短期留学生として、俺の通う御撫高校に一週間通う事となった。

しかも俺や美鈴(みすず)と同じクラスだ。

俺は窓際の後ろ方の席(最初は教卓のまん前の席だったけど、その後の席替えでここになった。しかも隣はまた美鈴だ。どうしてだ?)なんだけど、姉ちゃんはその真後ろの空いた席をあてがわれた。

帰国子女(で、いいのか?)の姉ちゃんはたちまちクラスの注目の的となり、転校生にありがちな質問攻めにあった。

しかし天性の社交性を持ち合わせている姉ちゃんはその質問のひとつひとつに的確に、かつ親しみをこめて答えていた。

イギリスの大学はやりたい事をとことん追求できるからいいとか、

食事は日本の方が断然おいしいけど、イギリスの朝ごはんも捨てたもんじゃないとか、

基本的に勉強が忙しくて大学の外にほとんど出る暇がなく、

かつ寮もお店も大学の中にあるので、イギリスで生活している実感はあんまりないとか。

 そんなこんなで姉ちゃんはうちのクラスにあっさりと打ち解け、

美女に目がないクラスメイトの玉木(たまき)直人(なおと)のアプローチを華麗(かれい)にスルーし、

担任でホモの(かがみ)左京(さきょう)先生の

「僕が君の弟と、結婚を前提にしたお付き合いする事を承諾(しょうだく)して欲しい!」

という本気の申し出をあっさり承諾し(断われよ!)、

その後の授業では・・・・・・思いっきり寝ていた。



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