テンプレに飽きてしまったその時に
テンプレはテンプレの良さがありますし、作者さんによって色々な世界が描かれているものなので批判する内容は一切含んでおりません。
小説家になろうにたくさん溢れる、いわゆるテンプレ小説。
楽しい、楽しいぞ! と日間ランキング上位を読み漁り、週間・月間・年間に手を出し、キーワードを辿って読み明かす日々。
しかし、ふと思ってしまうことがありませんか?
すごく楽しく読めるしお話も捻っている部分が合ったり、キャラの掘り下げが上手……でもちょっと飽きちゃったかも、と。
それはその作品が楽しくないわけではなく、単に「具材」に飽きてしまっているだけかもしれません。
お出汁(作者さん)はそれぞれ個性であったり含んでいるものが違うけれども、具材(小説を構成している要素)が同じだと、気分によってはあまり乗らないなぁって時があると思うんです。
少なくとも私は思う時があります。
そんな時、無理に新しい作品を読もうとせず、ちょっとお話考えてみませんか? というお誘いです。
ファンタジーのジャンルであれば俺tuee・ハーレム・奴隷、などなど。
恋愛ジャンルであれば悪役令嬢・不遇・ざまぁ、などなど。
「自分なら、どこに捻りを入れるかな?」
と考えて、思いついたらそれを取り入れたワンシーンを頭の中で描く。
思いついたら前後のシーンもなんとなく考えて、頭とお尻を決められたら、もうそれは少なくとも短編小説にできるのではないでしょうか。
もし考え付いたのなら、ぜひともそれを文字に載せ、公開してほしいなって思います。
私は王道の話も好きですが、面白い捻りの入ったお話は「おっこんな捻り入れる?! すげぇや……すげぇや!!」とすごく感動してしまいます。
ちょっと飽きてしまったその時に思いついたお話が、案外色々な方の目に触れて評価されることがあるかもしれません。
夏に投稿した作品ですが、「悪役令嬢に転生したけど、ヒロインがドジすぎてどうすればいいか分からない」は、そうやって思いついて書いた作品なのですが、思ったよりも評価を頂けた作品でした。
評価を頂いてうれしさ満点やる気満々の中、ある動画を視聴し書いた次の作品「姉のものならなんでも欲しがる妹は、本当に欲しいものを手に入れられない」が、悪役令嬢~を軽く越えるくらい評価を頂いて度肝を抜かれました、人生何が起きるか分かったものではないです。
ちなみに最近投稿した作品は見事に滑りました、私には恋愛ジャンルがあっているようです。
とまぁなにが言いたいかよく分からない感じになりましたが、なんか最近飽きたかもっていう方は書く側で自分の思いつくテンプレから少しずれた作品を書くという手がありますよ、ということでした。
とは言え、今設定を詰めている話が「悪役令嬢ループ物」なのですがなかなか必要要素が多くキャラの掘り下げも難しく、今まで書いた事の無い文字数になりそうで震えております。
どうか上手に書き上げられますように……。
テンプレものも、テンプレからずれてるものも、どちらも好きです。