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入学式

更新頻度が落ちるかもしれません…。

読んで下さる皆様申し訳ありません…。

春が来ました。


春が来るまでにストレイタの誕生日前夜祭とか、それにまた王妃様と王子様もいらっしゃったとか、誕生日にいらっしゃったご令嬢からお手紙貰ったりとか、色々ありましたが取り敢えず無事に春が来て、やっぱりアドニスと共に騎士養成学校に入学が決まり、エリーゼお姉様とウィリアムはグラナート学園を卒業し、ゲーム通りに進んでるんだなぁと実感させられました。




…そして今、入学式真っ最中。私は壇上で新入生代表挨拶をさせられています。


入学試験で座学、実技共に1位を取ってしまった結果である。正直凄く面倒なので辞退したかった。

だが騎士団長の息子という立場上、試験に手を抜く事も挨拶を辞退する事も出来なかったのだ。


目の前には新入生一同。当然だが見事に男ばかり。うわぁ。むっさぁ。

というか、人前での挨拶なんて前世の結婚式での友人代表挨拶の経験しかねーよ。それもネットで調べた例文ちょっといじっただけですよ。なのに首席として挨拶なんて。

無理。絶対。

なのでミュゲに協力を頼んで一生懸命考えました。

おかげで立派な挨拶が出来上がりました。グー〇ル先生が居なくてもミュゲ先生が居て良かった‼


「…この国を守る騎士と成るべくしっかりと学んでいきたいと思います。ご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い致します」


無事に挨拶を読み終え、礼をし、壇上を降りた。

終わった…!無事に終わった…!


挨拶を終えて安堵した私は、拍手と共に向けられる野郎共からの視線に全く気付いていなかった…。


その日は入学式だけで、寮に帰された。

と言っても、寮に入るのに手続きや荷物の片付けや施設の説明となんやかんやあるので、帰ったと言っても色々と忙しい。


全寮制だが、グラナート学園には従者の同伴が認められている。

だがここは認められていない。

何故ならば、いずれ騎士として国に仕える身。

出世したら王族の直属の護衛なんかになって、世話をしてもらう立場から主の世話をする側になる。

その時に何も出来ないと困るのだ。

それ故、自分の事くらいは出来るように。との教育の為である。


ちなみに父上は騎士団長になる前は王妃様付きの護衛騎士でした。

当時の話を聞こうとすると、何故か青ざめて涙眼になるのでとても面白いです。

なんでそんな人の妹嫁に貰った。


父上の不思議はさておき、手続きも施設の説明も終え、後は荷ほどきだけである。


持って来た物はそれほど多くない。気に入った本を数冊と日用品。そして…


「…これだよ。ミュゲとアザレの努力の結晶」


タンクトップ型の補正下着だ!

タンクトップの内側にはしっかりとした革製の胸当て(勿論潰す用)が縫い付けられている。

そして別でくびれ対策用に伸縮性のある腹巻きが数枚。

これでその時の体型に合わせて腹巻きの枚数で調整が出来る!暑そうだけど!


いよいよ明日から本格的に学園生活が始まる。

カナン・クーゲルが同じクラスに実在するのか…。

実在したら、明日からお色気回避に全力を注ぐ!

実在しなかったら、取り敢えずアドニスを警戒しつつ久しぶりの学生期間を楽しく過ごす!


よし!頑張るぞ!


腹巻きを握りしめて決意した…。








クリスマスと年末が迫って来ていますが、春です。

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