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クライマックス1 戦闘前

クライマックスシーン1  シーンタロット:カブト  シーンプレイヤー:キャスト全員


RL:では、クライマックスに移ります。シーンタロットはカブト。


刑士郎:なるほど、聖を守らなければ。


RL:指定された廃ビルには、皆さんが初めて会う太った男が一人、お菓子を頬張りながら待っています。さらに、アイドルの格好をした人たちが20人ほどたむろしています。


刑士郎:マネキン・トループ!?


ウォルター:ずいぶんと珍しい人たちが待っていましたねえ。


瑞麗:兄様(あにさま)の敵がいっぱいいるー。


RL/ニッキー:太った男…ニッキー・ラッセルが話しかけてきます。「おや、そこにいるのは瑞麗(るいりー)ちゃんじゃないか。噂は聞いているよぉ。君はとても、美しい…!」


瑞麗:豚を見るような目で、ありがとうございます、と返す。


RL/ニッキー:「どうだい、僕のものにならないか?さらに美しく改造してあげよう。」


瑞麗:瑞麗は兄様(あにさま)のものなので、もう他の人のものにはなれないよ。兄様(あにさま)に許可とってから来てよ。


RL/ニッキー:「仕方ない、今から力ずくても僕のものにすることにしよう。それにしても、この様子だと聖ちゃんは兄さんの会社には逆らうことにしたのかい?」


刑士郎:もう、あんたたちにはついていけないってよ。


RL/ニッキー:「そうかあ。いや、聖ちゃん本人に恨みはないんだけどね?君につけたサイバーウェア、僕としてはなかなかの傑作なんだ。データを回収させてもらわないと、もったいないんだよね。だから、君には死んでもらわないと。じゃあアフロディテ、よろしく。」


RL:ここで、神業《不可知(インセンサブル)》が使用されます。皆さんの背後に一瞬で美少女アンドロイドが現れ、手の甲から出したシャドウソード(※腕に仕込むサイバーソード)で聖の首を刈ろうとする。


刑士郎:そいつは《難攻不落(インヴァルネラブル)》だ。さっとナイフを取り出して食い止める。


RL:では、ギリっと一瞬鍔迫り合いをしたあと。アンドロイドはパンっと飛び上がる。空中で二回転捻りを決めながらニッキー・ラッセルのそばに降ります。


刑士郎:動きが素直すぎるよ。急所を狙ってるって丸わかりじゃん。


ウォルター:おや、私の出る幕はありませんでしたか、と言いながらブラックストリング(※指に仕込む単分子ワイヤ)を風に舞わせます。


RL:「申し訳ありません、マスター。失敗しました。」アンドロイド…アフロディテC3が言うと、ニッキーは「いいんだよ、君は十分に美しい。それを今から証明しておくれ。」と答え、アフロディテが「はい、私は完璧です。」と頭を下げる。


ウォルター:完璧なものなど、この世に存在しないというのに…。


瑞麗:ん?瑞麗は完璧だよ?


ウォルター:え、あ、はい(笑)。向こうも完璧と主張しておられますが。


瑞麗:瑞麗ほど完璧な存在はいないよ。あれは完璧を装った偽物だよ。


刑士郎:ま、完璧と主張するには動きが素直すぎるわな。


RL:「君たちはまだわかっていないようだね。アフロディテの完璧な美しさを!それを今から示して見せよう!」では、カット進行に移ります。敵はニッキー・ラッセルとアフロディテC3、およびマネキン・トループ20人です。


ウォルター:マネキン・トループは洗脳でもされているのですか?


RL:いいえ、聖を葬ればデビューさせてもらえるというカーン・ラッセルの口車にのせられているだけです。


ウォルター:デビューのためだけに人を殺す気ですか。


刑士郎:まったく、マネキンの鑑だな。


瑞麗:でも、瑞麗も兄様の命令なら殺すよ?瑞麗もマネキンだからね、にこにこ。


ウォルター:下に恐ろしきは女の心理よ…。


RL:ちなみに、聖は安全なところに隠れました。神業以外で攻撃の対象にはなりません。では、戦闘に移りましょう。

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