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リサーチ9

リサーチシーン9  シーンタロット:アヤカシ  シーンプレイヤー:刑士郎


RL:次のシーン、引き続き全員登場です。(ひじり)が俯いてしまったところで、彼女のポケットロンにコールが入ります。着信を見ると、カーン・ラッセルからのコールですね。彼女が意を決して着信ボタンを押すと、カーンの異様に目立つホロがバーンと映し出される。


RL/カーン:「HEY、ミーたちの仕事ぶり、全部突き止めてしまったようだねえ!んー、実に厄介だよ、ユーたちは!」


瑞麗:汚物を見るような目で見る。


ウォルター:私のスタイルとして言わせていただきましょう。降参しなさい。今から自首すれば、千早重工としてはあなたを悪いようにはしません。もうあなたは終わりですよ。こんな事実が明らかになった以上、千早は総力を挙げてあなたを潰します。命が惜しければ、自首してしかるべき裁きをうけてください。


RL/カーン:「んー、企業に従うだけのクグツにはわからないかなぁ。ミーには千早だけではない、コネも、もちろんカネもある!これからミーがやることを見れば、それはわかると思うよ?」


RL:ここで、カーン・ラッセルが《暴露(エクスポーズ)》を使用します。突然近くのDAKがニュースを流し始めます。内容は、皆さん3人がテロリストであり、愛川りゅんを誘拐しているというものです。


ウォルター:ふむ、なるほど。


RL:皆さんは《暴露》を打ち消すまで、テロリストとして追われる身になります。


刑士郎:うーむ、俺はその手の社会戦には全く対応できないな。


ウォルター:さて、《完全偽装(アンダカヴァ)》を使うか、思案のしどころですね。もしくは、このままクライマックスまで行くか。


瑞麗:ああ、追われながらも相手を追い詰めるわけね。


刑士郎:…それにしても俺、全国デビューかー。


瑞麗:兄様(あにさま)、見てるかなあ。見てるー?(手を振る)


RL:瑞麗、えらく余裕がありますね。


瑞麗:兄様(あにさま)ならきっと何とかしてくれる。にこにこ。


RL:最後に、カーン・ラッセルは聖に話しかけます。


RL/カーン:「さて、松岡君。ユーに”仕事”を指示するよ。とある廃ビルに一人で来てもらいたい。『ああ、愛川りゅんは人質から辛くも逃れるも、哀れ!テロリストの凶弾に倒れるのであった!』んー、実にいい話じゃあないかぁ。わかってるね松岡君。これは、"仕事"だよ?」にやりと笑ってから、通信を切る。


ウォルター:やれやれ、化けの皮がはがれたか。


瑞麗:下衆め。


刑士郎:うーん…。


RL:さて、聖はよろよろと立ち上がって、「行かなきゃ…。廃ビルに…。一人で…。」と、うわごとのように呟きながら歩き始めます。


ウォルター:刑士郎さん、彼女はどうやら疲れているようだ。


刑士郎:あー、ちょっと待った、と言って彼女の前に立とう。一人で行ったって、どうしようもないと思うんだ。


RL/聖:「刑士郎さん…。もう私は、私はどうしていいのか…。」


ウォルター:聖さん、あなたに私から伝えたいことが。ここだけの話にしてほしいのですが、私には記憶がありません。それゆえ、私には何一つ頼れるものはないんです。けれど、私はこうやってこの場に立っている。それは周囲の人たちのおかげもありますし、自分の意志でもあります。


RL/聖:「ウォルターさん…。」


ウォルター:先ほどあなたは、自分がどうすればいいかわからないと言った。厳しいことを言うようですが、あなたのことを解決できるのはあなたしかいないんじゃないでしょうか?それがつらければ、周囲の人を…手始めに、ここにいる3人を頼ってみてはいかがですか?頼りになると思いますよ。


刑士郎:俺としては、すごく簡単なことを言いたい。転職したら?プロダクションなんて、星の数ほどあるじゃないか。と、さらっと言います。


RL/聖:「でも私、若いころからオーディションを受けても全部だめで、やっと私を拾ってくれたのが今の事務所だったの。私に才能があるって…仕事を任せられるって…。」


刑士郎:でも、これは明らかに素体として扱われてるよね?それを抜きにしてみてくれるプロダクションだってあるんじゃないかな。


ウォルター:千早重工としても、あなたの将来には最大限助力をさせていただきますよ。今回に関しては、私たち千早の不行き届きもありますから。


RL/聖:「私は…会社を裏切っても、生きていけるの?」


刑士郎:別の会社に鞍替えすれば、裏切るも何もないから。


瑞麗:あなたの幸せは、あなたが見つけるしかないの。


刑士郎:あー、ただうちの系列会社はオススメできないな。


RL:おや、自分のところには誘わないんですね。


刑士郎:だって、ヤクザだよ?水商売とか、そっち系の商売になっちまう。元アイドルとか、確かに人気でそうだけれども。


ウォルター:あなたの経歴はなかなかに貴重です。いくらでもやり直しはきくと思いますよ。


RL/聖:「…ありがとう。でも、このままじゃ、あなたたちもテロリストとして追われる身よ?」


瑞麗:私は兄様(あにさま)がいれば、別にテロリスト扱いされても気にしない。


ウォルター:テロリスト扱いされるなら、その力を存分にふるって連中を始末するだけですよ。


刑士郎:鉄砲玉としてハクがつくよね、と。


RL:みんな明るいなあ。さて、次の皆さんの方針はどうします?


瑞麗:全員で廃ビルに突撃でいいんじゃない?


刑士郎:そうだねえ。


ウォルター:どうせなら派手に騒いで、どちらが正義かを知らしめてやりましょう。


瑞麗:兄様(あにさま)にいいところ見せなくちゃ。わくわく。あ、そうだ。残っている【アフロディテC3】について調べておきたいな。<社会:N◎VA>で判定、達成値19。


RL:表向きは芸術的に美しい少女(カブキ◎)。その正体はニッキー・ラッセルが作り出したアンドロイド(クロガネ●)。ニッキーの命令には絶対服従のアンドロイドであることがわかりました。


 シーンの最後に、カーン・ラッセルの《暴露》による社会戦ダメージが発生した。

 RLが山札を2枚引いたところ、結果は「9:脅迫」。精神ダメージが発生したが、全員大したダメージは受けなかった。

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