リサーチ4
リサーチシーン4 シーンタロット:フェイト シーンプレイヤー:刑士郎
RL:では刑士郎のシーンですが、先ほど提案がありましたとおりウォルターと合流するシーンでよろしいでしょうか。
刑士郎:かまわないよ。
RL:場所はどうしましょう?
ウォルター:調べ終わった情報から考えるに、ラッセル・プロモーションは避けたいところですね。
刑士郎:じゃあ、リサーチ1でも使ったダンス練習場でいいんじゃないかな。
ウォルター:ではそれで。登場判定の目標値は?
RL:グリーンエリアなので、目標値は10。使える判定は<社会:N◎VA、企業、メディア>としましょう。
ウォルター:<社会:企業>で判定し、成功。登場します。
RL:では、今日の聖はダンスの練習だったとしましょう。無人のはずのダンス練習場に刑士郎と赴くと、一人の男が立っている。当然、松岡聖はとても警戒します。
ウォルター:初めまして、突然の来訪失礼いたします。こちら、飲食は可能ということでしたので、お茶菓子をどうぞ。
刑士郎:おやあ?千早の後方処理課がなぜこんなところに。ちょっと警戒する。
ウォルター:いやいや、そんなところじゃありませんよ。私の所属するところはただのお茶くみ係ですから。
瑞麗:ゴミ処理係も兼任だけどね(笑)。
ウォルター:申し遅れました。私は千早重工に所属しております、ウォルターと申します。刑士郎さん、お久しぶりですね。
刑士郎:いや、俺は何しに来たんだって聞いてんだけどね。
ウォルター:挨拶はこのくらいにしましょうか。用件ですが、MAKIさんのことについてご存じないですか、愛川さん?
RL:・・・愛川さん、と呼びます?
ウォルター:愛川さん、いや、この場では松岡聖さんとお呼びした方がよいでしょうか。
RL/聖:彼女は真っ青になります。「そのことをどこから・・・!?」
ウォルター:MAKIさんが死亡した事件について、千早重工は疑惑の目を持っていまして。私が今回調べることになったんですが、MAKIさんはあなたに死の間際メールをおくったとか。あなたもこの事件に巻き込まれているのではないかと思いまして、こうして会いに来たんですよ。
RL/聖:彼女は非常に警戒した様子で、「確かに、私と真紀姉さんはとても親しかったです。けど・・・メールのことなんて知りません。」といいます。
ウォルター:MAKIさんの死には非常にきな臭い部分がありまして。非常にデリケートな問題ではあるんですが・・・と、これまでの調査結果を説明します。
RL/聖:「事故死じゃ、なかったんですね・・・。」と、彼女はショックを受けた様子です。
ウォルター:MAKIさんは、何らかのサイバーウェアについて調べていた様子。聖さん、何か心当たりはありませんか?
RL/聖:「確かに、私にはラッセル・プロモーションから支給されたサイバーウェアが入っています。でも、それって当たり前のことじゃありませんか?会社から支給されたもので仕事をするのに、特に疑問を覚えたことはありません。それに・・・不審な点というのも、心当たりはありません。」
ウォルター:そうですか・・・。
RL:ここで、<知覚>か<交渉>で目標値12で判定してください。
ウォルター:<知覚>、達成値18。
RL:では、ここまでの発言の中で、『メールを受け取っていない』という彼女の発言は嘘であることがわかりました。彼女はメールを受け取っていますが、それを隠している。
ウォルター:これを見てください、と調査結果を見せる。MAKIさんが、あなたにメールを送信したという記録が確かに残っている。もしかして、あなたは何かを隠しているのではないですか?
RL/聖:そう言われて、彼女はとても怯えた表情になる。「それでも、知らないものは知らないんです。刑士郎さん、助けて!」
刑士郎:あー、護衛対象に言われたんじゃあしょうがねえなあ。ちょいと、そろそろ引き取ってもらえないかねえ?
ウォルター:確かに、初対面でぶしつけな態度でした。申し訳ありません。それと遅ればせながら、松岡さん。MAKIさんがお亡くなりになったこと、改めて哀悼の意を表します。
刑士郎:まあ、聖の前ではそう言いつつ、ポケットロンで「あとで情報すりあわせ、よろー」とウォルターに送っておくよ。
ウォルター:オーケーです。
RL:聖の見えないところでそういう調整をしているということですね。
ウォルター:愛川さんに連絡先を渡します。疑う気持ちはわかりますが、私はあなたの味方でいようと思っています。何かありましたらこちらにご連絡ください。まあ、良くも悪くも私はお茶くみ係に過ぎませんがね。そう言って立ち去ります。すれ違うときに、刑士郎さんに目配せをして。
刑士郎:その目配せを受け取ります。
RL:では、ウォルターは退場。その後、聖が刑士郎に言います。「刑士郎さん、真紀姉さんが殺されたってことは、私が狙われているのも・・・?」
刑士郎:いやあ、関係あるんじゃないかな?あるんだろうなあ、たぶん。ちなみにこれまでの間、襲撃とかはあったりしたんですかね?
RL:護衛をしている間、襲撃や不自然な事故・・・スポットライトが落ちてくるとか、そういった事件は何度かありました。あなたがそれを防いでいます。
刑士郎:うわあ、ベッタベタすぎる(笑)。普通に考えたら、こんなに都合よく襲撃や事故なんか起こらないよ、と聖に言う。予定が誰かから漏れてない限りはね。
RL/聖:「誰かって・・・私の予定を把握しているといったら、プロモーションの人たちくらいしか・・・。」
刑士郎:まあプロモーションの誰かなんだろうけど、それが誰かってことが問題だねえ。たとえば、人気を妬むライバルかもしれないし。まあ、大丈夫。私が守るから。・・・とはいえ、根っこから立たないとずっと続くよなこれ・・・と内心では思う。
RL:では、このシーンを終了します。
* * *
RL:では、瑞麗の舞台裏。
瑞麗:ラッセル・プロモーションについて調べます。<社会:企業>、ハートの9で達成値16。
RL:手に入る情報はシンプルです。千早系列の芸能事務所。アドレスを得ることができました。あなたはラッセル・プロモーションを訪ねることができるようになりました。