第一話:始まり
タイトルのTTSというのはTable Tennis Storyの略です。ただ単に主人公が卓球部に所属しているからこの名前にしました。
僕の名前は矢部靖。ある中学校の1年生だ。かなり痩せていてローレル指数は毎年100未満というある意味偉大な記録を成し遂げている。なのにその割には背はクラスで一番高い。成績は約200人中50番前後だ。部活は卓球部に入っている。そこでは月に一度ランク戦という部活の仲間と試合をする、というものが行われているが、毎回最下位になる。今は1月なので3ヶ月後に入る新一年生に夏くらいまでは負けないように努力をしている。
そんな僕だが、今、非常に退屈している。というより飽きている。何故なら朝早く学校に行って、部活をして、塾が無ければ家に帰るし、逆にあれば行く。そんなパターンの生活はもう飽きた。だから何か僕を刺激するものは無いか?大体冬休みが終わってからそんな事を考える毎日だった。
ある日学校からの帰り道、何かが落ちているのを見つけた。何だろうと思って拾ってみた。それはノートだった。僕は最初はそれを見て、映画版デスノートのグッズかと思った。しかしその考えはすぐに改められた。よく見ると表紙には「DEATHNOTE」では無く、「HUNDLENOTE」と書かれていたのだ。「HUNDLENOTE」は直訳すると「操りノート」。つまり人間を操れるとでも言いたいのか?バカバカしく思っていたが興味はあったので僕はそれを拾って持っていった。
この行動が後に約15年に及ぶいわゆる戦いが起こり、何人もの人の人生を変えてしまうものだとは思わずに…
続く




