抱き枕
高校から、お兄ちゃんと紗季ちゃんが帰ってきた…
紗季ちゃんはほとんどうちに来る…
一緒に帰ってきて、録画しといた深夜アニメをお兄ちゃんとチェックしてママの作ったご飯を食べてお風呂に入って寝る…マジで嫁かよ…
寝始めるときは、紗季ちゃんは客間で寝る
深夜トイレに行ったあとか早朝にお兄ちゃんのベットに潜り込むのを私は知っている…美緩ちゃんは朝方気が向いた時に潜り込むみたいだ…
今夜は、新品ダブルベット…
「私がお兄ちゃんと一緒に寝るの一番乗りするんだから」と計画していた
お兄ちゃんが部屋に入って一時間…
そろそろ寝たはず
潜り込むなら今だ
そ~と潜り込む…
「はぁ~(*゜∀゜)=3お兄ちゃんの匂いだ スーハースーハー」
「ムギュ」
「え!お兄ちゃん…」
利家は潜り込んで来た英梨を条件反射で抱き締めてしまった…
いつも、紗季を抱き枕がわりにしているみたいに…
英梨は赤面する…「お兄ちゃん…」
寝惚ける利家…
「ん~今日の抱き枕は硬いなぁ…ん~ん~」
…魘されている
「え!私硬いなぁ…そりゃ紗季ちゃんや美緩ちゃんみたいに胸も無いけど…昔はよく抱っこして暖めながら一緒に寝たのに…」
英梨は何だか寂しい気分で眠りにつく…
「ムギュ」
「ん?なにこの柔らかな二つの物体は?」
英梨の背中にあたる柔らかな二つの山…
英梨は寝返りをしてみた…そこにはすやすや眠る紗季だった
「紗季ちゃんお兄ちゃんのベットなら私が寝てても寝ちゃうの?」
寝息をたてている紗季
「紗季ちゃんの抱き心地試してみるか…」
英梨は紗季ちゃんを抱いてみた
出るとこはしっかり出て、引っ込むとこはしっかり引っ込んでいた、しかも同じシャンプー使ってるはずなのになんか良い匂い…
英梨はそのまま兄と紗季に挟まれ寝てしまった
「ガバッ」
「ちょっと!せっかく朝一に来て一番乗りしようとしたのに何で三人で寝てるのよ!ハーレム?色欲の堕天使に落ちるのね!」
美緩が来たのだ…
「ん~、朝くらいゆっくり眠らしてよ…」
利家は、ベットに誰が潜り込んでも抱き枕レベルだったのだ…