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紗季ちゃんとお兄ちゃん

紗季と利家は、同人誌即売会三日間連続の疲れを箱根で癒していた

 

 紗季の家族旅行に当然のように利家はついて行ったのである

 紗季と利家は付き合ってはいない、ただ単に告白をしていないだけで二人でいるのが当たり前になっていたのであり両家の親公認の関係であった!

 「夫婦同然だから遠慮しないの!」が両両親の口癖であり、そしてオタクも両親公認であった

 高校生になり、地元に戻った娘が明るいオタクになっていたのだから利家効果を感謝していたのだった

 

 反対しているのは、妹 英梨だけであった

 

 湯宿で夕食を食べていた

 

 紗季ママ「暗い変な呪文を唱えてた紗季が利家君と一緒だと唱えないのね…フフフッ」

 

 「黒魔術は終わった今は白魔術師に転身したの」

 

 「暗黒の炎は出せなくなったん?」

 

 「邪眼は閉じたわ」

 

 紗季パパ「ニヤニヤニヤニヤ♪」

 

 明るい大晦日の夕食であった

 

 夕食後、紗季パパと利家は一緒に温泉に入った

 

 「利家君、娘をよろしく頼むよ!君がオタクでもかまわない」

 

 「やだなぁ~パパさん、気が早い!でも、紗季姫は僕が守ります」

 

 「お~勇者か!カッコいいなぁ~」

 

 オタクに寛大な父であった

 


お兄ちゃんと紗季ちゃんは二日に帰ってきた

 

 「お兄ちゃん初詣行こうよ~」 

 

 「今から、戦利品を確かめなくては!」

 

 「え~そんなの後で良いじゃん!」 

 

 「入手出来なかった戦利品をオークションに出てないか確かめないと」

 

 「お兄ちゃんとなんか、初詣行ってあげないんだからね!」ツンデレ攻撃をしてみた

 

 「紗季姫と行ってきたから良いのだ」

 

 「くぅ~紗季ちゃんめ~」

 

 「ツンデレ攻撃をするなら、ニーハイで踏んで言わななきゃ攻撃力半減!」

 

 「ニーハイなんて持ってないし…」

 

 「紗季姫の絶対領域を見習うと良い!ハハハハ!」

 

 「お兄ちゃんには、妹萌えの趣味はないの?」

 

 「妹萌は二次元に限る」

 

 「くぅ~」

 

 「三次元にいるじゃない!」

 

 「三次元妹に萌えたら変態だろ」

 

 「くぅ~違いがわからないんですけど~」

 

 「英梨ちゃん、お風呂先に貰ったよ~」

 

 「紗季ちゃんがお兄ちゃんを毒したのが悪いんだからね!(泣)」

 

 「兄は黒魔法で焼かれ真の姿になったのだハハハハ!」

 

 

 英梨は、紗季が嫌いなわけではなかった…が、オタクに引き込んだのが許せなかったのである

 

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