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これは星道の冒険記録  作者: Teraglight
6/7

5『異世界』

この人、右手が大砲になっている…?これも本物か…?

男は話しだした。

「ここはな、『スターロード』っていう惑星群だ。但し、中心にあるのは地球でいう太陽のような恒星じゃない。オリジンギャラクシーと呼ばれる巨大惑星だ。この周りに9つの衛星が回っている。どっちかというと衛星群だな…。」

「ストップ。ちょっと待ってください。あなたさっき地球とか太陽とか言いましたよね?それに日本語話してるし…やっぱりここは地球でしょ?」

「くどいぜ…それも今から説明するからちょっと黙ってろよ」

怖っ。

「で、お前がここへ来た方法だが、金属のヘキサグラムに手をかざしてなんとか言ったんだろ?」

「はい」

「それがスターロードへの鍵なんだよ。それをすると地球からこっちに来てしまう」

「じゃぁ、もう一回やれば帰れる…?」

「あぁ、それは違うんだよ。もう何人も試してるが、帰れた者はいない」

「え…じゃあどうしたら…」

「だから帰れた者はいないって言ったろ。帰れないんだよ。神にでも祈るしかねぇんじゃねぇの!」

「そんな…」

返ってきた言葉は想像を超えて残酷なものだった。帰る方法がない。日常へは戻れない。もうアルラにも会えない…?

「俺が日本語ってのを話せるのはな、日本人が随分と昔からスターロードへ来ているからだ。日本の文化が既にこの世界に浸透しているくらいだからな」

そんな馬鹿な…。嘘だろ…?

夢?そうか、これは夢なんだ!ほっぺたをつねるかなにかすれば…。

「痛っ」

「何してんだ」

「夢かなぁ、と思って」

「往生際が悪いなお前」

「普通は信じられませんって」

夢でもない。大体こんなにクリアな夢はもう夢とは言えない。正に異世界だ。

「ところでお前、クロボー…あ、エネミーの話がまだだったな。この世界にはエネミーっていう生命体がいるんだ。さっきのはクロボーっていって最弱のハーエネ…あ」

「?」

「クロボーといえば群れるハーエネだろ。お前襲われなかったのか?」

「いや襲われてたところをあなたが助けたんじゃないですか」

「襲われたっていうのはさ、集団で囲まれたりしてさ」

「囲まれましたよ。2、3体は木の枝で倒せましたけど」

「木の枝!?」

「いや、突いただけで散りましたよ」

「突いただけで散ったぁ!?」

え、何だこの反応。

くどくどと世界を説明してます。ごめんなさい。

次回もお楽しみに!

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