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欠片の少女
「欠片?」
……そう…よくしりょくはほんらい…がいねん……だからだいりをえらんでちからをあたえる……でも…このせかいにはいなかった…
「……ちょっと待って、概念の抑止力が実体化するほどの事がこの世界にあると言う事?」
……うん…そうだよ…
思わず勢いよく聞いて少女を引かせてしまい、慌てて離れる。
「ごめん、そんな存在なら私を殺せるんじゃいなかって思って」
……からだをしらべてみてもいい?
「いいよ」
少女と手を繋ぐと身体に違和感が少し発生したが気にせずに待つ。
…………?……っ!?…………おまたせ
しばらく待っていると少女の表情が突然変わり、歯を食い縛る表情から落ち着いた顔になると目を開けて声をかけられる。
「何かあった?」
……うん……けっかからいえば…そうていとうりならあなたはしなない…
「そっか……じゃあ次の世界に期待かぁ………何か言ってない事あるよね?」
……きにしないで…ささいなことだから……そろそろおきるじかんだよ
「え?…っ、視界が……貴方は出られないの?」
……うん…まだそんざいりょくがたりていないから
「……最後に…抑止力が対応する対象はいつ出る?」
……ひゃくねんごのにっしょくがおこるひ
最後の質問の答えを聞きながら意識が落ちる。その時つぶやきの声が聞こえた。
……またね………




