7, 信頼?と実績の魔法騎士団(笑)
今日も更新が遅れてすみません⋯。
「ハーディさん、来ました。」
「あ、ハヴィゼさん。こんにちは。」
「俺もいるっすよ〜。」
「ヨハンさんも!こんにちは!」
ハーディは皿を洗う動作を止め、扉の方を見た。そこには最近馴染みつつある魔法騎士団の面々が立っている。満面の笑みを浮かべて大きく手を振る彼らを、周囲のお客さんは目を見開いて見つめていた。
「いやぁ~、ハーディちゃんって、本当に癒しだよね。」
「確かに優しい人だよね。王都に染まっていないというか。ポヤポヤしているというか。」
「はぁ、ありがとうございます?」
「えっと、俺は今日は⋯、ぶどうジュース。」
「僕は今日もオレンジジュースで。」
「了解しましたぁ。」
「ハヴィゼって本当オレンジジュース好きよな。」
(騎士の人達って、話すテンポが独特な人が多いのかな?)
ハーディは2人を眺めながら改めてそう思った。他の騎士(魔法騎士団の団員参照)もそうなのだが、パンパンと話の内容が変わっていくので話に追いつくので手一杯だ。
「でも、本当にこのお店を利用してくださって嬉しいです。」
「そりゃー、当たり前っすね。だって団長を連れ戻してくれたんですもん。」
「確かに、脱走した団長が帰ってきた時間は、あの日が過去最短だったよね。」
「いつもそんなにひどいんですか」
「そりゃ」
「「団長がまた脱走したぞ!!」」
突然男性の声が店の外で響いた。
ここまで読んでいただきありがとうございます。