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7-34.カレーを作ろう(2)

 リサとシオンと一緒にカレーの元となる香辛料を探しに行くよ。


 食堂で朝食を食べ終わると、皆がそれぞれの役割に応じて仕事があるってことで、今日はリサとシオンと3人で半分観光、半分買い出しってことで市場に行くことを伝えた。


 私はメイドの格好とA級冒険者登録証があるので城門の出入りも自由だ。

 市街地や市場でギルド公認の身分証を首から下げていればそう簡単には襲われないはず。私達3人を白昼堂々と誘拐するには覚悟が必要だと思う。私とクレオさんの実力は冒険者ギルドのA級パーティーが認めているし、噂も既に広まっていると思うから。

 後はサンマール王国の騎士団から捕縛される可能性が無きにしも非ずだけれど、流石に大臣クラスに話が通っているから何かの手違いがあったとしても、言付けをお願いすれば私の行動を阻害する様なことは無いと思う。


 よし!普通の家族が普通に市場で香辛料を探すだけだね!

 荷物はステラが作ってくれた大き目の鞄を背負って、左右の肩にリサとシオンを担いで城門を通る。ちゃんと通達が行っているみたいで私の身分証だけでシオンもリサも何も言われずに通れた。

 北西側の城門から平民街を抜けて反対側の南西側の城門近くにある市場へと向かう。この辺りはサンマール王国に着いた当初にクレオさんに案内して貰っているから地図とか無くても問題無いね。

 

 で、この辺に香辛料を専門に扱っている商店が並んでいる通りがあったと思うんだけど……。


「シオン、この辺りの通りのお店で探せば良いかな?」

「はい。先ずはここの乾燥が済んだ香辛料の中で見つかれば手間が掛からずに良いと思います。もし、ここの通りで見つからなければ、野菜や花を扱っている通りでお姉ちゃんの知恵と知識を合わせて探した方が良いかもしれません」


 リサも軽く頷いて肯定の返事をしてくれたから、3人でこのまま買い物を続ければ良いかな。

 色々と探してみた所、唐辛子、クミンとコリアンダーは匂いや葉っぱが特徴的だから簡単に見つかった。ついでに、ニンニクやネギを干したもの、胡椒、シナモン、ショウガ、レモングラス、茴香ウイキョウ、八角とか本命じゃない物もシオンが気になった香辛料を適当に買って貰った。

 ビニールのチャック袋とか無いから、粉にする前の状態で個別に小さな陶器の壺に入れて貰って、その壺の代金ごと購入したよ。


「シオン、ターメリックとカルダモンが見つからなかったねぇ……」

「お姉ちゃん、次に野菜や生ハーブ、たねの類が売っている辺りのお店を探しに行っても良いですか?」


「シオン、良いわ。私は今のお店で役に立てそうにないもの」


「じゃぁ、ちょっと飲み物を飲んで休憩してから続きを探そうか」


 市場の一角にある休憩が出来そうな場所で果物のジュースと果物を買ってきてそこで3人で休憩をする。ケーキとかクッキーは砂糖が潤沢に手に入らないから無いし、そもそもお菓子という贅沢遺品も無ければ、それらを作るためのレシピも無いのだから売っていないのは仕方ない。

 異世界ものの小説にありがちな串焼きとかも売っていたけれど、あれはカチカチに焼かれているし味付けも塩とか胡椒だけ。あまり衛生的な管理がされている雰囲気でも無いし、子供たちも興味が無さそうだから今回は避けておいたよ。


「おかあさん、ニンニクやショウガがあるのだから根の物を採取する習慣はあると思います。あとはターメリックを生薬として採取している人が居れば、市場で手に入る可能性があります。

 最後のカルダモンですが……。薬効成分はあるはずですが、果たしてそれを人族が見つけて、管理しているか分かりません。元の世界では胡椒と並ぶ高価な香辛料ですが、こちらの世界で全く同じ植物が生えているか分かりませんし……」


「シオン、とりあえず休憩が終わったら野菜とかハーブが売っているお店を見まわって、ハーブとか生薬に詳しそうなお店があったら更に詳しく聞いてみれば良いよ。

 見つからなければ、それはそれで代替品を考えれば良いしさ」


「わ、わかりました!」


 一休憩入れて、作戦会議を済ませてから、今度は野菜、ハーブなんかが売っている辺りをグルグルと周ってみることにした。


「シオン、何かそれらしいものはあった?」

「正直、ウコンは難しいですね。小さなお芋なのか、根菜なのか、ショウガのような根の薬味成分を目指しているのか、はたまた種芋のような種子として扱われているかが良く分かりません。

 片っ端から試していくしか無いですね……」


「シオン、ターメリックの方は根に付いているものなのね……。カルダモンはどういった感じなのかしら?」


 と、リサも気になるみたい。


「白い小さな花だと思います。そこから2cmぐらいのさやに実が成るはずで……。僕が欲しいのはその実を乾燥させたものになります」


「白い花は多いから、あまり特徴が無いわね。生花の状態で香りがあるなら、ひょっとして生花の方が見つかりやすいかもしれないわ。虫さえ寄って来なければ、花の見栄えと香りづけの作用があるものも選ばれるのよ」


「お姉ちゃん、ありがとうございます。頑張ります!」


 で、色々と探して見て回っていると……。

 ジャガイモとかショウガなんかの根菜とか、根の物を専門に扱っているお店を発見した。少し会話をしてみることにしたよ。


「すみません。少し探し物があるのですが、質問良いですか?」

「おや。ちょっと見ない感じのメイドさんだね。

 子守をしながら買い物とは大変だね。

 良ければ後ろでお茶でもどうぞ」


「あ、ありがとうございます」


 露店の裏側にある荷物置き場みたいな所へ私達3人を招き入れて、カモミール、レモングラス、シナモンなんかをブレンドした温かいハーブティーを3人分出してくれた。これは香りと甘さでホッとするね。


「メイドのお嬢さん、このハーブティーは子供でも大丈夫とエルフ族のお墨付きだよ。安心して分けてあげると良いよ。ただし、小さい子は火傷に注意してあげてな。


 それで、こんな暑い最中さなかに何の相談だい?」


「ええと、実は……」


 何種類かの香辛料を集めていて、残り2つのターメリックとカルダモンが残っていることを説明した。

 すると……。


「へぇ~。お嬢さんのあるじは面白いことを考えるね。少し待っててごらん」


 と、積み上げられている荷物の奥底から麻袋ではなく、両手に乗るサイズの陶器の壺に入った何かを10個ぐらいだしてくると、簡易的にお茶のテーブルとしている木箱に並べ始めた。


「これらの壺の中身は、とある筋から手に入れた貴重なハーブとか生薬なんだ。

 で、先ずは木や草の根とすると、この辺りだな……」


 なんか、干した木の根みたいなもの。あるいは丸ごと干した小さな干芋みたいなのが4種類が並べられた。


「で……。この中で香りが良くて、黄色となると……」


 貴重な物であるにもかかわらず、4種類の干芋みたいな根っこを切断し始めたよ。端っこの付近をナイフで切って、その断面が見える様にして並べてくれた。


「黄色やオレンジに近いのはこの2つだね。

 お嬢ちゃん、香りで何かヒントになるなら取って嗅いでみてごらんよ」


 私はその2つの根っこの様な干芋を夫々取って、香りを確かめた。

 あっこっちは、なんか漢方みたいな独特な香りがする。もう片方は山吹色に近くて、どちらかというと牛蒡とかの少し灰汁あくが強い感じかな?


 私は最初に嗅いだ1つをシオンの顔に近づけて、香りを確かめさせる。


<<シオン、リサ、一応二人はまだ大人びて見えても3歳ぐらいだから、キビキビと受け答えしないでね。念話で私に通してくれると良いかな>>


<<わかりました。そして、この木の根みたいのはきっとターメリックです。これの入手方法が判ると良いのですが……>>

<<お母様、発言を控える旨、承知しました。そして、その陶器の壺に見覚えがあります。ひょっとすると、ひょっとするかもしれません……。とりあえず様子を見ます……>>


<<シオン、リサ、ありがとう。少し探りを入れつつ、カルダモンについても話を続けてみるよ>>


 シオンとリサに干芋みたいなのの断面を見せながら、店主の男性に話しかける。


「この香りがする黄色い根っこみたいなのは興味がありますね。もし可能でしたら、後で入手方法について相談に乗って頂けるとあるじも喜ぶかもしれません」


「そうか……。うん……。

 とりあず、もう一つの香りがする花の実の方を確認して貰えるかな?」


 店主は今度は6種類の壺から少しずつ花の種みたいな物を並べてくれた。

 私はその花の種で長径が2cmぐらいの大きさが有りそうな3つをつまんでそれぞれの香りを嗅いだ。


 あ、この3番目のは凄く香りが良いよ!

 それにスッキリしつつ、どこかピリリとカレーの隠し味の一つの様な……。

 その3番目の種をシオンとリサに回覧したところ、シオンから<<お母様、これです>>と、念話が返ってきた。

 うん、ここに残り2種類があったなんて……。


「あの……。

 店主さん、先ほどの木の根みたいなのと、この花の種の2つを手に入れたいなと……。 どういった条件ですと、お話を伺えますか?」


「その……。だな……。

 とある貴族が貴重な薬効のあるハーブ類を求めて冒険者ギルドに依頼をしたんだ。


 でだ。

 その貴族の依頼っていうのは、伝説の巫女のハーブ園から採取をして欲しいという願いだった訳だ。

 依頼を受けた冒険者はそのハーブ園に到着したものの、生薬の種類や採取、そして保存の仕方とか判らなかったんだ。

 その冒険者は依頼を達成するために裏庭や小屋周りを物色して、その巫女が保存していたと思われる薬草類の倉庫を見つけたんだ。


 で、まぁ、その冒険者はお嬢さんが想像をするようなことをして、ハーブ類の入った多くの壺を持ち帰った訳だ。


 その貴族の伝手からの横流し品な訳だ。だから、一回限りの少量を分けてあげるには構わないが、お嬢さんのあるじが執事に命じても二回目は手に入らないってことになるなぁ……」


「そうでしたか……。そのような貴重な物と情報を頂きありがとうございます。

 とすると、伝説の巫女の生家せいかを探して、そこで生薬を採取出来る人を探すしかありませんねぇ……」


「お嬢さんの主が生薬の栽培を始めるにしたって、その元となる植物を採取してくる必要があるしなぁ……」


「そうですよねぇ……」


<<お母様、この人、少し怪しいです>>

<<うん。もう少し、探ってみるね。過去に軽犯罪を犯していても、それが大義のためであれば、多少のことは許されても良いと思ってるよ。

 目先の利益だけに囚われている人なら、リサのアイデアに乗るからよろしくね>>


「その……。お兄さんの知り合いの冒険者さんに頼っても、やはり難しいですかねぇ……」


「どうだろうなぁ。もう、冒険者は辞めてるって話だしなぁ……

 何か、どうしてもやり遂げないといけないことがあるのかい?」


「えぇ、まぁ、主の意向でもあるのですが、それとは別に貴重な生薬を広めることが出来れば、救われる命もあるかなと。

 そこが少し残念です……」


「そうなんだよなぁ……。

 あの巫女様が存命であったり、あるいはあの生薬の栽培方法やそれを元にした治療方法が伝授されていたら、もっともっと救われた命があるはずだなんだ……」


「お兄さんの知り合いの方も、その必要な治療薬が間に合わなかったのですか?」


「あったんだ。薬は間に合ったはずなんだ……。

 かなり危険な思いをして運んで来たんだ。

 だが、それを生かす治療法がなかった。

 伝説の巫女エミリー様がいらっしゃったら……」


「それはご愁傷様です。お悔やみ申し上げます……」


「で、その後なエミリー様に代わって治療が出来るようにと、色々な高価な本や伝承を調べた。こんな露店だから大した勉強はできていなが、ちょっとしたケガなら治せる自信はあるんだぜ。


 と、まぁ、知人の冒険者の話なんだがな。

 しんみりとさせちゃって申し訳ない。

 貰いもんだが、『僅かなりとも役に立つなら幸いだ』って、冒険者をやめたそいつが譲ってくれたもんだったんだ。

 だから、生薬やハーブに興味があって一生懸命なお嬢さんに接して、ついつい荷物の奥底から引っ張り出してきたってわけだ」


<<リサが許せるなら、もう少し深入りしたいけど良いかな?>>

<<(ぐすっ……)……。お母様に任せます……>>


「お兄さん、その出来事から何年ぐらい経ちます?

 巫女のエミリー様が騎士団に招聘されたころだから、彼此10年じゃないかな。

 どうしてだい?」


「お兄さん、家族はいらっしゃいますか?」

「いや、居ない……。

 って、なんだいなんだい。質問攻めかい?

 こんなしがない根菜売りのおじさん相手にしても仕方ないだろう?」


「お兄さんにとって、大切な方は取り戻せません。

 ですが、未来のために協力頂くことは可能でしょうか?」


「お嬢さん、それはあるじに俺を推薦してくれるってことかい?

 まぁ、独り身だから自由は効く。

 だが、推薦して貰っても役に立てることは無いと思うんだがな?」


「実はですね。

 私が求めているのは香辛料ではあるのですが、それを元にブレンドしたり、薬効を高めたりすることで、普段の生活改善に繋がる様な、そういった物を求めているのです。

 そのためにはこの地場の薬草類の知識も必要だし、治療に掛ける思いも必要。当然ながら知識だけでなく、実践的な経験も必要になります。

 ご興味はありませんか?」


 よし!言うだけ言ってみたよ!

 さぁ、どんな返事が返って来るかな?


「お嬢さん、何だか凄い話になってるな……。

 だが、俺一人じゃどうにもならない物があるんだ。

 自由に耕せる土地、そして栽培に必要な人、そしてそこで栽培するための各種植物の種子や根だ。

 貴族の道楽にしては、相当金が掛かる割に見返りは少ない。だって、抜群な治療薬が出来る訳でも無く、普段使いの治療薬が手に入るだけだろう?」


「ん……。うん……。

 お兄さんが、ここの屋台を続けなきゃいけない理由はある?

 例えば誰かから借金をしているとか、お得意さんがいて毎日店を出さないと迷惑をかけるとかさ。

 あと、ついでに言えば今住んでいる場所を引き払うと迷惑を掛けることが無いかも確認しておきたい」


「あぁ、無い。

 無いが、家にある荷物の中には貴重な本なんかもあるから取りに帰りたい。

 俺の行先では馬車1杯分の荷物を預けられそうな小屋があると助かるんだが。

 それさえ確保できていれば、この店を畳んでも問題無い」


「こちらが条件を提示する前に、随分と思いっきりが良い決断をしますね?」


「お嬢さんの思想が気に入った。

 あんたのあるじ)なら、きっと雇用者に対してもフェアに扱ってくれるんじゃないかと期待できる。

 これでも客商売相手に色々な人をみてきたんだ。沢山苦い思いもしてきている。ただの冒険者では無いんだぜ?」


「そっか……。じゃ、早速馬車を一台借りてきて引っ越ししようか。

 お兄さんが住むための小屋は今から作って貰う。

 栽培したい場所はお願いして新規に開墾して貰う。

 市場や露店で手に入る薬草類、種子は明日以降にリスト作ってくれれば集めるよ。

 それで良い?」


「ちなみに、契約書とか作らないのかい?

 雇用期間中の費用に対する成果の要求とか、あるいは依頼1件ごとに戴ける給金のようなものとかだ。

 特になければ、お嬢さんと同じ待遇で構わないが」


「ごめんなさい。何も考えていなかった。帰ってから専門の人に聞いてからでも良い?」

「ハハハ。そりゃそうだ。メイドのお嬢さんが勝手に契約書を作れる訳でも無いしな。あんたの主の意向を聞いて、それに従うまでさ。

 あ、あとだ。

 例の村にある薬草類をどうにかして手に入れたい。体がなまってはいるが、少し勘を取り戻す期間を貰えれば、信頼できるパーティーを組んで採取に向かいたい」


「えっ?それは不味くない?魔族が占領している村でしょ?」


「おいおいおい。声が大きいよ。

 (小声になって)それはエミリー様の遺骸がある村の話だろ?

 俺が言っているのはエミリー様が巫女として生まれ育った村の話だ。

 ただ、そこも魔族が占有している土地になっているから、無断で侵入したことが判明すればどんな目に遭うかわからない。

 だが、完全な廃村になっていて魔族が占拠しているってことは無いはずだ」


「そう。ちょっと考えますね」


「あ、あぁ……。今すぐって訳では無い。

 それより引っ越しの準備と、あんたの主との面接の準備だな。

 こんな格好で出向いても問題無いんだろうな?」


「うん。たぶん大丈夫。

 引っ越しの準備をするために助っ人は必要?

 私は子供を抱えてて、ちょっと助けられないのだけど……」


「ああ。準備は独りで大丈夫だ。各種手配があるので丸1日欲しい。

 お嬢さんの名前と明後日の朝の集合場所を教えてくれればいいさ。

 その間に、契約書の内容だとか、領主様かその代理の人との面接の準備をしておいて貰えるかな?」


「あ……。先に面接に行かれますか?

 万が一にも面接で落ちると準備が無題になりますよね……」


「薬草や香辛料に詳しい人を探しているんだろう?知識や能力としては問題ないはずだ。何せ、高い金を出して集めた書籍類で学んだことは中々なものだと思うぜ?」


「そう……。人手が足りてないからその分野を任せられるなら有難いと思います。

 では、明後日の朝、北西の門が開いたら、そこを出た所で待ち合わせにしましょうか。その後は私が案内できるようにしておきます。

 万が一にも、私と出会えなかったらヒカリの名前をだしてください。誰かに代わりに案内して貰えるようにしておきます。

 っと、そういえばお兄さんの名前を伺っていませんでした……」


「ああ、俺はパイスだ。ヒカリさん、よろしくな!」

「パイスさん、こちらこそよろしくお願いします。

 私達も早速戻って、他の皆さんと打ち合わせをします」


 今日の所は、待ち合わせの時間、場所、そしてお互いの名前も交換出来たので、パイスさんと別れて一度拠点に戻ることにしたよ。

いつもお読みいただきありがとうございます。

暫くは、毎週金曜日22時更新の予定です。


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