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6-01.道の拓き方(1)

6章開始です

 リチャードがサンマール王国の王姉殿下から念書を勝ち得た日の晩、マリア様の館で遮音措置と盗聴防止の印が張られた部屋で夕食会を開いたよ。


 出席者はマリア様、リチャード殿下、ヒカリ、リサ、シオン。

 ユッカちゃん、クレオさん、ステラ、ニーニャ、ナーシャ。

 今日は妖精の長達には遠慮して貰ったよ。


「ヒカリ、魔族の土地へ向かうか、それともサンマール王国を安定させるか、どちらを優先したい?」


 と、リチャードが進行役を務める。


「ハネムーンとして諸外国を周遊することが今回の旅の目的だったとしたら、魔族が住む土地を訪問したいよね。


 ただ、昨日の状況からいきなり私たち全員が旅に出ちゃうと、流石にサンマール王国が大混乱のままになるし、エスティア王国からこちらに向かっている帝国の騎士団員達400名をサンマール王国で受け入れしないといけないよね。

 だから、魔族の土地へ向かうにしても、サンマール王国の指揮を少し執ってからじゃないと不味いかな?」


「ああ……。それにユグドラシルに登る話もあったな」


「ユグドラシルは、人族として登頂する権利をいつでも行使出来るのだから、優先順位は後回しで良いよ。


1.魔族の土地の訪問準備

2.サンマール王国の内政の安定化

3.魔族との境界までの進軍


この3つを進めてから、魔族の土地を訪問するのが良いかな」


「ヒカリ、具体的に話を聞こう。


 1.魔族の土地の訪問準備


 これは船を用意してもらうのと、サンマール王国発行の身分証が人数分あれば良いのでは無いのか?」


「う~ん。情報が無いんだよ。


 昨日の話からすると、人族と魔族が公に友好関係を築いて交流をしている雰囲気は無いよね。とすると、魔族の情報を公に集めても、それは大した情報にならない。

 かといって、内情を全て知っていて、ガチガチに準備して訪問すると、今度は内通者がいるとか勘繰られて、王姉殿下の立場が危うくなる。そうすると、魔族側も人族側の動きに備えるので、こちらの魔族との国境までの進軍が間に合わなくなる。


 だから、準備はするけど、その加減を見極めておく必要があるかな。魔族における有力者の情報とか、有効なお土産とか、物価とか文化とか。

 ある程度は隊商の護衛に付いて行ってるフウマに期待するとして、その他に通訳出来る人も必要だね」


「確かに、今の我々が身分証明書だけ持って乗り込むのは危険だな……」


「うん。

 昨日相手方の書記役を務めてくれたコリン・コカーナさんとか、権利を発行しているジュリアン・ジューンさんにお願いして、その辺りの情報収集とか、助っ人を手配して貰いたいよね。

 お金なら準備できるけど、通訳とか文化に詳しい人はお金では買えないからね」


「わかった。

 そこは俺がジュリアンさんと話を進めよう。

 他の2つはどうだ?」


「簡単なのは、3.国境までの進軍の準備かな。


 ユグドラシルに住むと言われるドリアード様の力添えが無くても、似た力を行使できるユーフラテスさんにお願いしようと思う。


 簡単に言うと、森の成長を急加速して、樹木を老齢化させて、枯らしてしまおうかなって。そうすれば、根もグズグズになっているから、開墾する手間もなくて、こん棒で固めてから石を敷設するだけで、十分な道が拓けると思うんだよ」


「ヒカリが言うと簡単に聞こえるが、数百キロメートルの密林を切り拓いて、そこに道を作るとか、何を言っているのか分からないレベルの話だ」


「でも、リチャードだって、ロメリア国境のミラニア川の治水工事とか、街道の整備、城の築城まで全部指揮を執ってくれたでしょ?」


「あれは、ニーニャ様が率いるドワーフ族の方達の多大なる貢献があったお陰だ。人族の力だけではどうにもならない」


「まぁ、でも、そのとき参加した多くのメンバーに来て貰えるわけだから、あとは材料と道具が揃えば良いわけでさ?

 ニーニャにお願いして、石切り用のナイフを作って貰えば良いよ。もし、ここの人族で道を設計したり敷く技術が必要なら、ニーニャの伝手を使って、ドワーフ族の人を連れてくることになるけど……」


「分かった。取り敢えず、道を拓くことを優先的に進めるようにしよう。その指揮は誰に執らせる?」


「リチャードなら、3ヶ月以内に終わらせられるよね?」

「あ?ああ……。ユーフラテスさん次第だが、樹木が枯れてグズグズになった土地に道を作るだけなら、森を切り拓いて城まで造ったことに比べれば簡単だろうな。

 ただ、道の敷設の指揮を執るだけなら、私ではなくとも、サンマール王国の大臣達にお願いしても良いかと思う」


「うん、じゃぁ、そこの加減もリチャードに任せるよ。

 一応は、騎士団員達に施した奴隷印の主人であるユッカちゃんも居るし、上位国である帝国の騎士団員だから、表立って険悪な状態にはならないけど、全体をまとめて調整できる人は必要になると思うよ。


 その間に私は2.の内政を進めるよ。 子供達とも一緒に過ごせるし。冒険も出来るし」


「ヒカリ、俺もここで指揮を執るのだから、毎日一緒に過ごせる訳だが?」


「いや、私は上級迷宮の資源化を行うよ。


 北の大陸との交易、エルフ族との交易は人の交流の活性化には繋がるけど、国力の増大よりは、流通に係わる商人さん達の所得向上にしかならない。

 ちゃんと、対外的に価値のあるものを産出しないと、国内の収支が不安定になるし、教育とかにお金を投資できなくなっちゃう」


「ヒカリ、あの……だな?良く分からない。すまない……」

「うん……。どうしよっか……。

 ステラとユッカちゃんなら、アジャニアの迷宮の例があるから、上級迷宮の収集品で財政が潤うことは分かるよね?」


「「ハイ」」


「マリア様、

 サンマール王国の産物である砂糖、お茶、大豆、米、綿花。これらを高価な物として、北の大陸では潤沢に購入して戴けるでしょうか?」


「ヒカリさん、北の大陸には同じものは無いけれど、全て代用品があるわ。


 さとうきびから採れる砂糖ほど多くは無いけれど、果物や甜菜てんさいからも甘味を抽出できるのよ。


 大豆、米の食料もヒカリさんのように多彩な料理を取り入れることをせずに、これまでの料理を踏襲するだけで良いのなら、ジャガイモ、小麦、ライ麦といったパンを主体とした食事で足りるわ。


 最後の綿花も、ヒカリさんが半自動織機の概念を取り入れているので、羊毛を主体とした織物が大量に生産できるようになったから、輸入に頼る高価な綿花より、慣れていて安価な毛織物を使うわ。


 だから、ヒカリさんの言う様に、輸送費を掛けてまで、高価に購入して貰えるとしたら、砂糖とお茶ぐらいかしら?その砂糖すら、海人族の工場で大量に生産できるようになって、一括してエスティア王国が買い取るルートが確立しているのだから、サンマール王国の輸出で得られる金貨は僅かでしょうね」


「ありがとうございます。

 リチャード、そういうことで、サンマール王国にはお金が無いの。

 なんとかして、金貨を稼ぐ手段を考えないといけないの。

 分かってくれましたか?」


「そうであれば、先に支出を抑えるべきだろう。エスティア王国だって、ヒカリが来るまでは非常に貧しい状態だった。

 わかるだろう?」


「ええと、私が判る範囲でのサンマール王国の大きな支出だけど……。


 まず、ストレイア帝国への上納金が金貨5000枚ぐらいかな。

 次に、エルフ族とドワーフ族へ金貨5000枚ずつの支払いが新たに加わってる。

 更には、皇妃として横流ししていた、偽物の宝飾品やお茶の売り上げによる収入も途絶えているから、ストレイア帝国からの金貨の還流が無い。

 最低でも毎年金貨15000枚を自力で稼ぎ続けなきゃいけないの」


「なんだそれは?」

「エルフ族とドワーフ族への支払いは、ニーニャとステラにお願いすれば、何とかして貰えなくはないけど、その対価が必要だと思うよ?


 エルフ族の方は、ステラに仲介して貰って、スチュワートさんに身体強化の秘薬とか、飛竜族の紹介とかの形で、我慢して貰えるかも知れないけど、どうかな……。


 ドワーフ族の方は、魔族に奪われたとされる神器の斧を人族の力で返還することが出来れば、その対価として受け止めて貰えるかもしれない。


 結局、神器の斧が入手できるまでは、ストレイア帝国とドワーフ族に合わせて金貨10000枚を毎年支払い続けなくちゃいけないよね」


「ヒカリ、サンマール王国を助ける意味はあるのか?」


「南の大陸にある人族の拠点だからねぇ。

 交易する拠点として必要だし、人族がユグドラシルに登るの拠点の役目もあるよね。


 一番重要なのは、魔族の侵攻を食い止める領域として、国を成立させておく必要があるんだよ。

 サンマール王国が崩壊したり、王姉殿下が蟄居ちっきょさせられたりすると、魔族が進軍してくる可能性があるでしょ?


 そんな戦争状態になっちゃったら、人族と魔族が外交するだとか、ドワーフ族の斧の返還を求めるとか出来なくなっちゃうよ」


「ヒカリ……」

「なに?」


「ロメリアだって、似たような物じゃないか?」

「え?以前にも言ったよね。


 ストレイア帝国からアジャニアへの技術料は私が回収して、それをそのままロメリア王国の上納金に充ててるって。

 だから、ロメリアも借金まみれだけど、上納金が無いから自国の中の収支で遣り繰りして、持ちこたえられているんだよ?

 小麦や毛織物の販売だけでは、毎年金貨8000枚の上納金は作りだせないよ……」


「ヒカリ……。ストレイア帝国って何だ?」

「はい?」


「ロメリア、サンマール、エスティアの3ヶ国からの上納金で毎年2万枚近くの金貨が手に入るんだぞ?その意味は何処にある?」

「エスティア王国だって、税収が金貨8000枚ぐらい無かったっけ?」


「それは、ちゃんと国を運営する前提があっての話だ。外敵からの脅威に備えたり、食料を融通したりしている。鉱石だって、単に掘るだけではだめで、掘るための道具や住居を提供し、輸送し、販売して金貨を稼いでいるんだ。こういった活動を国が支えているといって差し支えないだろう。


 一方、ストレイア帝国が我々の上納金に見合った支援をしてくれているのだろうか?」

「私の視点からすると、あまり価値は無いように見えるね。その他にも色々問題があるように感じたけれど、ユッカちゃんの前だし、これ以上は止めておこう?


 それよりも、リチャードがストレイア帝国を上回る様な外交力と国の基盤を作る力を付けることが出来れば、ストレイア帝国からの横槍は気にしないで良いと思うよ?」


「ああ。


 俺にはまだまだ力が足りないことが分かった。

 皆にはこれからも支えて欲しい。

 そして、上級迷宮の資源化について、ヒカリを助けて欲しい。


 宜しく頼む!」


 さぁ、何から始めようかな……。

 先ずは、上級観光迷宮の資源化だろうねぇ。

 アジャニアで使った武器のレンタルの方法を確立するには、私たちが身体強化の秘薬を所持していることが明るみに出てしまう。


 身体強化の秘薬無しで、どうやってあの迷宮を資源化しようかな……。

 まぁ、みんなと良く相談して進めよう


「ヒカリ、それで、今日はこのまま明日以降に備えて打ち合わせを続けても良いのか?

「あ、あぁ……。うん、大丈夫。みんなが良ければ……」


「ヒカリ、どうした?何か煮え切らないな。誰かと念話か?」

「ううん。考えが纏まってないだけ。みんなの意見を聞きながら、進めたい感じかな」


「ヒカリが見えない物って何だ?」

「うん。こういう決着になるって、想定していなかったからね。この状態からどう進めるかをちゃんと考えないといけないと思う。そんな感じ」


「サンマール王国と魔族の繋がりがある可能性もあったのだろう?」

「うん」


「サンマール王国が金銭的に苦しい状態であることも判っていたはずだ」

「うん」


「観光迷宮を元に、収益を上げることも実践した経験があるのだろう?」

「うん」


「だったら、ヒカリの今までの経験を生かせば良い。それを皆と共有するだけではいけないのか?」


「うん……。

 観光迷宮から収益を上げるには、色々と制約があるんだよ……。

 今回は身体強化の秘薬を使えないでしょ。これって、魔族側にもサンマール王国側にも知られちゃいけない。【エルフ族から入手した貴重な秘薬】っていう設定も使えないから、別の方法でなんとかしなきゃいけないんだよ……。


 次に、ここの王都から上級観光迷宮までの距離かな。大体200kmで移動に片道1週間掛かるとなると不便な距離だよ。人や食料を輸送するのも大変だから、この移動時間をを縮めないと活性化しないね。

 このままだと、サンマール王国としては『一部の冒険者が夢を追いかける場所』っていう認識のままで、『収益を上げるべき重要な施設』って、意識に変わって貰えない。そうだと、サンマール王国の大臣達の協力が進まないかな。


 最後に、道具の調達。

 石切りの道具とか、靴とかはニーニャが作れるんだけど、今回は大量に必要になる。流石にニーニャにそんな沢山の物をお願いするのは悪い気がする。


 そんなところかな」


「ヒカリ……」

「うん?」


「アジャニでは、どういった形で観光迷宮から収益を上げられるようにしたのか、詳しく説明して貰えないか?

 ここには、アジャニアへ同行しなかったナーシャ様、クレオさん、そして母と私も居る。


 何か良い知恵が出るかもしれないと思うんだが?」


「うん。リサとシオンも居るしね」


「子供らはダメだろう……」

「え?」


「『え?』じゃないだろう……。

 まだ1歳だぞ?

 そもそも、ヒカリが上級観光迷宮へ連れまわしていることすら信じられないのだが?」


「リチャードより役に立つよ?」

「はぁ?」


「だって、リサに装備でも、魔獣討伐の腕でも勝てないし、シオンみたいに水も出せないし、調味料を作ることも出来ないでしょ?」


「俺にはニーニャ様から作って貰った剣がある!装備では負けない!」

「いや、そういう問題じゃなくて……」


「どういう問題だ?」

「リチャードは観光迷宮に潜ったことあるんだっけ……」


「無いが、何が問題なんだ?」

「クレオさん、マリア様とリチャードを観光迷宮に案内して貰っても良い?

 カタコンベで良いから、ちょっと行ってきてくれる?

 その間、私は残ったメンバーで打ち合わせをするよ」


「ヒカリ様、承知しました。何時間ほど戴けますでしょうか?」

「収集品集めなければ4時間で済むと思うけど……。

 普通のパーティーで最深部まで行ってくると、どれくらい掛かるんだっけ?」


「昔の私でしたら往復で1日半。今の私が単独で行ってくるだけでしたら2時間で可能かと思われます」

「初めて迷宮に入る人を二人連れて行ったら?」


「マリア様、リチャード殿下のお二人でしたら、収集品を回収しない前提で半日で往復できるかと思います」

「そっか。じゃぁ、明日の朝までに往復して、めぼしい物だけ収取品を回収してきてくれる?

 収集品の類はリチャードが担ぐ。

 水、食料、照明はクレオが世話して貰っても良いかな?」


「承知しました。朝までに戻ります」


「ヒカリ、待て待て待て。ちょっと待て。

 このちょっとは、短時間という意味では無くて、お前の考え方を制止する意味での『待て』だ。金貨10万枚は払わない」


「うん。リチャード、何が必要?」


「先ず、今は夜だ。

 そして、クレオさんにも母にも失礼だ。

 そもそも、カタコンベの迷宮の管理者が不在だろう?」


「うんとね。


 迷宮には日が差さない。だから、昼夜の概念は無いよ。

 迷宮探索に昼夜が無いのだから、クレオさんにもマリア様にもそこは慣れて貰うし、実際の迷宮探索がどういったものか経験して貰うには重要。


 最後の、迷宮管理者なのだけど、王都にあるカタコンベの迷宮は初級の観光迷宮で、お役所管理だから、夜は簡易なロープが掛かっているだけで、特に警備とかされていない。だから自己責任の範囲でなら問題無く入れる。もし誰かに止められても、割増しの入場料を払えば良いよ。


 問題無いね?」


「迷宮に潜る準備が出来てない。装備も十分でない。母も同じだろう……」

「クレオさんが身の回りの世話はしてくれる。マリア様は常に戦闘が出来る格好で過ごしているよ。だから大丈夫」


「母さん、そうなのですか?」

「リチャード、貴方は本当に王宮の中での暮らしが長かったのかしらね……。


 ここは敵国なのよ?寝るときですら武具は寝所に置いてあるわ。

 私なら3分で支度を済ませられる。

 ヒカリさんが資金化を出来るとう観光迷宮に興味があったの。丁度良かったわ。クレオさん、案内をお願いするわね」


「承知しました。これからお二人を明朝迄案内させて戴きます」


 無言のリチャードは為す術もなく黙ってる。

 この場の雰囲気に従うしかないよね。


「リチャード、そういうことで、体験して来て。

 道の整備方法とか、必要な機材の調達は皆で相談しておくから」

「わ、分かった……」


「「お父様、頑張ってください!」」


 と、リサとシオン。

 良い子達だね。

 カタコンベだから死にはしない。観光迷宮がどんなものなのかを体験して貰うには丁度良いと思うんだよね。

 あと、迷宮の中での時間感覚とか、必要な装備とかも実感できると思う。


 だって、松明かざしながら戦闘とか出来る訳ないんだよ?

 兵站を担う馬車とか無いんだから、水や食料を自前で調達して持ち込むんだよ?挙句、帰り道は収集品を背負って帰るっていうね……。


 この辺り、クレオさんがやんわりと教えてくれると思う……。

 

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