2話 坂本宗司の世界①
お久しぶりでございます
今回は読みにくくなってるので、何度も読んで下さい(アクセス稼ぎ)
......
ここは?
一体俺はどうなったんだ?
...ってまさか本当に異世界に行ったのかよ!!凄えな...
「あ...ら...ん...もら...」
ん?なんだ?女の人の声...?あとなんか下が変に熱いっていうか、なんというか...ってまさかこれうん...あ、今度は下が涼しくなった?
「あ...かえの...お...とって...る?」
意識は成長した俺だけど、それでも赤ちゃんの脳だからかやっぱり何言ってるかはっきりとは聞こえないな...でも、異世界なのに日本語なのか?言ってる内容考えるとおしめを変えてくれているんだろうけど...
〘あ、言い忘れてましたが、言語は自動翻訳が最初に付与されてますよ!勿論、これは他人から見られる物でもないのでご安心を!ではさようなら!〙
...なんか聞こえたけど多分あの異世界屋さんなんだな...もしかして俺の事監視してるのか!?飛ばしてくれたとは言え少しプライバシーの問題ってのがだ...な...ってあれ?少し眠くなってきた...
マジで?赤ちゃんってこんなのかよ...
「すまんすまんマリア!変えのおしめ取ってきたぞ!」
「しー...今寝たところなの...」
そう言われ、「おお、すまんすまん」と小さな声で謝るガタイのいい大男。
そして、マリアと呼ばれた美しい女性。
その二人が見守る赤子こそ、この二人の子供であり、転生した坂本宗司その人である。
この世界の物語は、坂本宗司を中心に回り、彼に都合のいいことが起きてはこの世界を救っていく。
そんなシンプルな物語となることだろう。
...少し普通過ぎるようなファンタジー物語だが、まぁ彼がどうするかで軌道は変わる。
この二人が、まず最初の彼に対しての幸運。
いい親、実力も有り、愛もある。
父親は最強の戦士として、母親は攻撃防御回復全てを扱うことができるという何百年に一人の逸材。
...少し盛り過ぎたことは否めませんが、まぁここまですれば彼の望み通り、彼はこの世界に於いて活躍をする筈です。
勿論どうするかは私は言いませんし、常に覗いている訳でもない。
さて、前置きはここまで。
どうせ私の話なんて聞きたい訳でもないでしょう?なら主人公の宗司さん、いや今はソル君の物語を楽しみましょう?
ほら、もうソル君は3歳になったようですし、動けるようになってますからね。
私は次のお客様を見つけなければいけませんからこれにて...
「ん...んぅ...」
ぶぉんぶぉんという音と共に朝日が差し込んで顔に当たり、それに驚くようにしてもぞもぞと体を動かす。
「んっ、あらソル、おはよう」
その声に反応して寝ていた母も目を覚まし、声をかけてくれる。
そう、俺は坂本宗司改めソル。
「ん、おはよう。母さん」
本名はアンソルード・アロード。
...中二っぽい名前だが、割とこういう恥ずかしいような名前は世間一般的にいるらしく、今でも少し慣れはしてないが、最初の頃よりは慣れたものだ。
まぁ、父親がエスパーダ・アロード、母親がマリアベル・アロードとかいう名前だしこの世界を生きる上で気にしてはいられない。
名前で恥ずかしがってる暇があるなら俺はこの世界で頑張って勇者になってやるんだからな!
...いやそれも少し恥ずかしいけどさ...
夢を持つことが恥ずかしいなんて思ったのは何時ぶりだったんだろう。
そもそも夢を恥ずかしいだなんて思ってしまうのも...
「おお、起きたかソル!マリア!」
窓から顔を出して元気な声を出す大男。勿論俺の父親だ。
「おはよう、父さん」
「あらあなた、おはよう。今日も元気ねぇ〜」
「まぁな!少しでも体を動かさねえと、鈍っちまうからな!」
父エスパーダは戦神と言われる程の腕前で、何年か前の大戦では数々の功を立てたという。
そして母マリアベルはそんな父とその仲間達を支えた最強の魔法使い。
数々の死線を潜り抜けて一緒になり...
それで俺が産まれたって訳。
いや設定盛り過ぎだし俺両方使えるようになったらそれもう大英雄超えちゃうんじゃね...?
なんて、そんな甘い考え方でいたのがちょっと前。
3歳になったってことで、ちょっとの魔法と軽い運動程度をやったが...
魔法は無詠唱で、あらゆる属性のマナを結んで形と成すという。
メラゾーなんとかみたいな、決まった魔法なんてものは無いという。
そして、武術に関しては前の世界...前世?で何も習っていないことも相まってわからないことだらけだ。
「そんな歳で魔法なんて使えないわよ〜?私だって10を超えた辺りから使えるようになってきたのだし、焦らないの」
「俺がソルっくらいの歳じゃあ素振りなんて何度も出来なかったんだ!焦るな焦るな!ハッハッハ!!」
なんて言ってくる。
だが、俺にもしも、両親からの才能を両方十全に引き継いでいないというならば、どちらか片方を極める必要がある。
才能っていうのを、早めにはっきりとしておきたいのだ。
「よし、今日は魔法の基礎練習からだ...」
魔法の基礎とは、ただマナを操るだけの物で、これが出来なければ魔法使いにはなれないし、身体能力もその程度に落ち着いてしまう。
肉体能力も、マナを用いて強化することが前提だ。
勿論、魔法よりも簡単ではあるのだが、上手くなればなっただけ利点になる。
「いい?魔法と体の強化っていうのが、どういう風に違って難しいのかっていうのはね〜?体は中を、力を入れる感覚とかを鍛えることで使いやすくなるのね?だから体を鍛えることは体内でマナを扱うのに楽になるからなの。で、魔法はマナを体外に放つことが難しいのよ〜。形を作ることに、放つことに、固くするのに、熱くするのに、どれだけのマナを使えばいいかってね?...難しいわよね〜?」
「確かに難しいけど、なんとか...やってみます!」
そうして魔法の勉強を教えてもらって、マナの組み方を見てもらって、見せてもらって、その後は自分で自主的にマナを扱う。
そしてその次の日は父エスパーダの授業。
「ソル、お前はどの武術とかを学びたいんだ?色々あるぞ〜?我が国のダルニア剣術、東のトトロン双剣術に北のカネオスキ弓術。世界にはいっぱいあるんだ。どれにするんだ?」
「勿論できる限り全て...出来ますか...?」
「ハッハッハッハッハッハ!欲張りだなソル!だが、そこまでして力に拘るのは一体何故だ?今はどこも戦争なんてしていないじゃないか。数年前、ソルが産まれる前にあった戦争でどこも疲弊してて戦えるものじゃない。魔獣王も出てきてはいないんだ、どうしてそこまで早く力を求める?」
正直、俺が勇者になるため〜なんて言うのも、戦いたい殺したいという訳じゃない。
非力な自分との決別したいという思いもあるのだが、前世を知らないエスパーダには伝わりにくいだろう。
「父さん、俺は父さんのように誰かを守りたい。もし何かあったらじゃ遅いし、父さんのようになりたいんだ」
嘘は言っていない。事実、エスパーダの功績を知れば驚くべきことばかりなのだから。
大戦時、たった一人で軍勢を壊滅させ、そのまま敵軍へ進行。
敵の追撃部隊をも壊滅させた話や、龍を打ち滅ぼした、あらゆる武術を極め、世界最強の名を手にしているとか...
勿論マリアベルも、幾つか火、水等の適正があるマナを全種類使うことが出来、国に敵が攻め入る時には国全体をバリアで囲み敵の侵攻を防いだり、伝説級の魔道具を幾つも作成しているとか...
聞いているだけで責任重大だ。
出来なきゃいけない、出来て当たり前。それが俺の要求されることになるだろうしな...
「ん〜、難しい話だなぁ...だが、誰かを守る力だと分かっているんならよしとしよう!いいかソル!それを絶対に忘れるな!これは父さんとの約束だ!」
「はい!」
そんなこんなで、毎日が勉強の時間だ。
20、30超えてからじゃ勉強するにも頭に入りにくいのだから、若い内は勉強だ。
まだ文字も、売り買いの常識すら知らない。
そんなんじゃ幾ら力を持ったところで意味がないのだから...
「おーっし!頑張るぞ〜!!」
この世界で勇者になる。そう決めたんだ...なら、俺は頑張らなきゃいけない。
前世にような惨めな、あんな生活をしたくないという思い、ああなるまでの失敗をせず全力で楽しむぞ〜!
続きますよ〜
続きは数年後の世界です