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現々々世


「それで、どうなったの?」

 女の子が尋ねた。

「邪神と勇者は相打ちになって、互いの不死性が消え去ったんだって」

 僕は絵本を閉じた。

 それはもう百年も前にあったお話で、僕らにはとてもじゃないけれど御伽噺としか思えない。

「魂は巡るものだって言われているけれど、この二人はちゃんと再会できたのかしら」

「さぁ。できていたらいいね。でもこの女の人は、自分のことを三回も殺した人のことを許せるのかな。ねえ、美琴ちゃんはどう思う?」

「うーん」

 女の子は少し悩んだあとで「私なら一発引っぱたいてから、許してあげるかな」と言った。

 美琴ちゃんはことあるごとに僕を引っ叩く乱暴な女の子だ。

 僕はくすりと笑った。

 

完結です。ここまで読んでくださってありがとうございました。お気に入り登録や感想、評価点などくださると真昼が泣いて喜びます。

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