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宝石の代償  作者: 春茜音
1/1

ガーネット

私の妄想をさらけ出します。ありのー!ままのー!姿みせーるのよー!

熱い。

熱い。

熱い。

熱い。


年端もいかぬ少女は走る。

息を切らして走っても見えるのは真っ暗な絶望と、迫り来る熱風。


嫌だ、嫌だ。

死にたくない。

まだ、生きたい。



今まで生きていて、良い事なんてひとつもな

かった。

このまま死んでしまいたかった。

それでもこの身体は死ぬ事を拒絶して走る。


後ろには族の卑しい叫び声。


愚かな人の醜い欲望。



必死に浸走る。


熱い身体を気にすることなく、ほのかに光る希望を目指して、ただ、走る。







炎を抜け出した先には、夜に輝く朧気な月。



まだ、そこには生きる希望が見えていたような気がした。

頑張って続けます。

テロップなんてなんも考えてません笑

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