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藍狐  作者: 千崎 千夜
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【第二話:その男、準備す。】

【第二話:その男、考察す。】



「…行くか。」

黒藍は緩慢な動作で立ち上がった。緩やかに髪と着物の袖が翻る。


黒藍は仕事の準備に取りかかるため、気だるげに部屋を出て行った。



【黒藍視点】



ああもう、だるいだるい。

こんな仕事受けなきゃ良かったか。大体普段雨なんて降らねえってのにこんな時ばっかり降ってんじゃねぇよ。


頭の中で愚痴をこぼしても意味は無い事は分かってはいるがやはりどうにもだるい。

今はむしろ仕方なく仕事に使う地図を探しているという状態だ。


「どこいったんだ周辺地図…。」


とりあえず適当に物色する。

バサバサッ、ドサッ!

あ、やべ、何か落ちた。これは…。


「久々に見たな。」


世界地図だった。

色々な色で色分けされた地図。

その中心部には他と比べて少し大きな国が広がっている。


「やっぱでけえな、ハルバルド。」


ハルバルドとは、俺の今の本拠地がある国。

世界一の国土面積を誇る大国だ。盛んなのは魔法と工業。

周辺国にサイス、ソート、ランズ…。いくらかの国と接している。

街も人も活気があるが、その分いざこざや厄介事も多い。


…ま、だから俺みたいのが儲かるんだが。

って今は世界地図は関係ない。街周辺の地図を探してんのに。


「地図、地図…。お、あった。」


さて、雨はまだ降っているが身を隠すのには好都合。


一度受けた仕事は完遂する主義だし…。仕方ない。


「行きますかね。」

考察ってか…。国名ぐらいしか言ってないですね。


ありがとうございました!

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