ハワイ湾海戦‼
『輝さん、あれは大日本帝国海軍が新しく開発した、重爆富嶽です』
『あれが……富嶽』
二人は呆然とした、いや二人だけではないだろう、恐らくここにいる全員が呆然としているだろう。
その大きさは今までの航空機より遥に大きい物であり、まさに空の要塞だ。
富嶽はその後ハワイの滑走路に降りて行った。
その富嶽が通り過ぎた後少ししてまた大型機の大群が来た。
『あれも富嶽か、いや違う、雪風何か分かるか?』
雪風に聞いた輝だが雪風も知らないと言う事だった。
『あんたたち、ここにいたの』
そう言って来たのは陽炎だ。
『そうだ陽炎あの航空機の名前知らない?』
『ああ、あれは、陸軍の新型爆撃機で、ほら前に航研機って日本は作ったじゃない、あれを改造して作ったのがあの機体よ』
航研機は航続距離1万6000キロを誇る航空機だ。
『ちなみに今の性能は確か、名前がキ91で、航続距離1万6000キロ、武装は20ミリ機関銃が20門、速度が642キロ、爆弾搭載量が20トン、怪物ね』
『そうなんだ、説明ありがと』
『別にたいした事してないわよ』
そんな平和な会話は直ぐに壊れる事になった。
『敵機来襲、敵機来襲、数約34機』
水平線の方を見ると巨大な影が多数こっちに向かって来た…………アメリカの新型爆撃機Bー29だ。
滑走路には12機の零戦52型が並んでいた。湾内を見ると、空母からも零戦が極少数だが上がっていた。
零戦は飛行甲板から発艦する瞬間だった、少し沈んだあと一気に上昇し既に他の空母所属の零戦がいたのでその零戦と編隊を組んでBー29の方に向け高度をとった、現在の高度は6000、Bー29は1万、一気に上昇するためエンジンの出力を調整急上昇した。
零戦のパイロットは旧赤城戦闘機隊に所属していた青葉太一だった。
『赤城、加賀仇を取るからな』
そう言って照準機からはみ出しているBー29に向けて機銃を発射した、この時Bー29の硬い防御力の事を考慮して燃料タンク付近を一点集中で機銃を撃った、かつて日本海軍所属の大空のサムライと言われた坂井三郎はBー25を7.7ミリ機銃で燃料タンク辺りを一点集中で撃ちBー25を撃墜した記録がある、しかし敵機も必死に逃げる訳で太一が放った機銃は中々一点に当たらないが必死に食らいつき必殺の20ミリ機銃が燃料タンク辺りに上手く連続で当たり燃料が漏れ始めた、しかし勝負はここからだ今度はこの漏れてる燃料に向かって4発に1発でる焼夷弾を当てなければならない。
『くそーー‼当たれ‼』
絶好の位置で機銃を放ちそれが燃焼に引火Bー29は燃えながら海に落ちて行った。
もう1機と思ったがBー29は戦闘機並の速度を持つ他の爆撃機はもう湾内に居た。
『戦闘機隊ご苦労だ、砲雷長主砲三式弾射撃開始』
そして戦艦の主砲が放たれた。
『敵機さらに進行爆撃体制に入りました』
『機銃、高角砲、副砲砲撃開始‼』
今度は針山の様な機銃が火を吹いた。
『戦艦武蔵に爆弾が命中も不発弾の模様』
『重巡利根被弾、戦闘航行に支障無し』
『駆逐艦如月大破炎上中』
『我が大和被弾、第三砲塔に命中しかし敵弾が跳ね低空で爆発死者6名重傷者約12人』
結果は駆逐艦数隻が大破しかし大型艦で一番酷いのは重巡利根の小破と軽微だった。
これはほんの前哨戦、果たしてこの東太平洋を制すのは……。
作者、って事で投稿完了です
雪風、さ、作者さんテストは
作者、丁度今日から一週間後
陽炎、今回も終わったわね
作者、さすがに今回はキチンと勉強しているから大丈夫だ‼多分
陽炎、凄い不安
雪風、で、ですね
作者、えーいうるさいではこの辺りで




