第37話最後のライブ
先生から、もう金髪美少女に変身できなくなると知らされてから1週間後…
今日は海野うさぎ(俺)最後のライブ当日。
控室では俺と斎藤でライブのミーティングが行われていた。
「もっともっとうさぎさんを見ていたかった‥無念です」
斎藤から悔しさや悲しさが伝わる…
「良いんだ。斎藤…お前に出会えてたことが幸運だった。
1週間でライブ会場から宣伝までしてもらって、おかげで最後のライブも出来るようになった。
お前は、俺には過ぎた奴だよ。」
斎藤は今にも泣き出しそうだ。
「うさぎさーんスタンバイお願いします!」
スタッフが呼んでる。行かなくては…
今日で最後だ…
そう思うと涙目になった…
いかんいかん!始まる前から泣いているなんて、歌にも支障が出る!
ぐっと涙を堪え、会場へ急ぐ!
銀河系マーメイドをみんなが待っているんだ。
我ながら大層な異名だなと思いながら、ステージの舞台に上がった。
今回のライブは夜の屋外で行われ、海の上にステージを建て観客は浜から見る感じだ。
もちろん珊瑚礁等や海を汚さないよう、注意を払ってステージを建てた。
1週間で!斎藤が!凄いぞ斎藤!
カウントダウンが始まると、ステージ上がライトにより光で包まれライトが消えると俺はステージに立っていた。
一呼吸を置き、
「みんな突然でごめんね。うさぎはアイドルを卒業します。
みんなに出会えたことうさぎは忘れません。
だから、今日のライブはみんなの思い出になれるよう、うさぎも頑張ります!!!!!!」
うおおおおおおおおお!!!!!!!!!
野太い歓声と共に最後のライブは始まった。
最初の曲は、もちろんあちちな2人!
その後、俺のファーストアルバム『マリーンプリズムパワー』から曲を選抜して歌った!
所々、演出が凄くドローンを用いた立体映像で俺の全身映像が夜空に浮かんだ。他にもイルカやクジラ、海亀、カニとかが夜空一面を浮かんでいた。
花火やカラフルなレーザー光線、ファンのみんなのサイリウムが煌めいて…
鮮やかで…
これからの人生では、もう二度と見れないであろうと確信できる。
と同時にこれが終わるのか…と悲しくも思った。
その瞬間、張り詰めていた糸がプツンと切れ、俺は歌えなくなっていた。
終わるのか…本当に…また戻るのか?あの何もない世界に…
終わらせるならきちんと終わらせようと始めた最後のライブも
俺は終わらせられなくなっていた。
演奏だけが響き、俺は沈黙していた…
しばらくすると、うさとも達から声援が聞こえてきた…
聞こえてはいるが、俺は動けなかった…
すると、
「顔を上げろうさぎー俺が認めた女が下を向くな!!」
ゲーム配信のチビ!?
「ブフゥーーうさぎちゃん!!僕達も来たよー」
「うさぎちゃん!打上げはおじさんとお寿司食べに行こうか?」
ゲーム配信のデブとハゲもいる!?
「うさぎーファイティン!!」
?オッコトヌシか?
「うさぎちゃんはおらが島のアイドルっすよーーーーー!!」
くっ!!?田中!お前には言いたいことがたくさんある!
ーーそれと竹倉さんが、警察官と一緒に応援してくれていた…
他にも見知った顔がある!
みんなの顔が分かる!!俺は息を吹き返した!
そして、新曲
『サヨナラノウサギ』を歌い上げ
海野うさぎとライブの幕を閉じた!!!!!!
それから1週間後、俺は金髪美少女に変身できなくなっていた。
読んでいただきありがとうございます。
TSものが好きで今回思い切って書いてみました。
駄文ですが頑張ります。
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