神様!僕は異世界転生がしたいです!
僕は死にました。
しかし、戸惑いません。ここはWeb小説という素敵な世界。死んでも、転生してなんだかんだなるはずです。
「やあ」
姿は見えませんが、存在は感じます。そこに神がいます。
「どうも」
とりあえず、挨拶をしました。単なる礼儀です。
「残念ながら、お前は運動エネルギーを体験したようだ」
「そんなマイクラの死亡メッセージみたいに死因を告げられても」
「そんなわけだ。そんなお前には……」
きたきたー!
「異世界転生ですか!そうですよね⁉︎」
「……?イセカイテンセイ?」
神様は素っ頓狂な声を出しました。
「え?違うんですか?」
「いや、普通に他と同じように天国で仏に行ってもらおうかなーと思ってたんだけど、そうかお前は異世界とやらに行きたいんだな?」
「はい!胸が高鳴るようなファンタジー世界で大冒険をしたいんですよ!あ、力は俺TUERでいいですけど、身体は女の子にしてください!僕、ファンタジー世界に転生する暁には絶対女の子がいいと思ってたんです!」
「……もう、よく分からんが、分かった。お前は仏に行くんじゃなくて、その異世界とやらでファンタジーな感じなのをしたいんだな?」
「はい!」
僕は意気揚々に答えました。
「しかし、ワシにはお前がどのような世界を望んでいるのか、さっぱり分からん。だからお前が作れ。お前が神だ」
「……はい?」
すると、僕の足元には穴がいきなり形成されました。
「じゃあ、異世界造り、頑張れよー」
「ぎゃああああああああああああああ!!!!!!!!!」
そのまま僕は落とし穴に落とされ、そのまま異空間へと向かわされました……!