奇跡おこし始動
はるなに家に行って、奇跡おこしになることを決めたミサキ。
それから2日後ミサキは駅前にいた。
「あれから、2日後の今日にレクリエーションがあるから、この時間に駅前にいろってアリエールが行ってたけどなにするんだろう?」
すると、アリエールから連絡がきた。
「やあ、ミサキ、これから君にとって初の奇跡を起こしてもらいたいと思うよ。」
「えっ、ここでどうやって奇跡を起こすの?」
「この写真の男がこれから駅の出口から出てくる。その男に笑顔で「こんにちわ」と言ってほしい。」
「え、それでどう奇跡になるの?」
「詳しくは後だ。もうそろそろ出てくる。注意して探して」
「すると、写真の通りの男が出てきた。」
(あっ、本当に出てきた、あの人だよね、なんかものすごい顔してる?アリエールがしろって言うけど、やりにくいなぁ。でもしてみよう)
ミサキは「あのっ、こんにちはと」作り笑顔で答えた。
男は、気づいた。恐ろしい顔はなにか困った顔になって去って行った。
するとアリエールが「これで君のはじめて君は奇跡を起こしたよ」
「わたしがこれをしたことで、どう奇跡になったの?」
「実はあの男は、家庭に不和があってね、職場に行ってもどんよりしていて何か起こすかもしれなかったんだ。その男が、女性について何かいいことがないかなと願っていた。」
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~前日~
ある男はパソコンの前に居た。
男「ああ、俺はモテないし、ここ何年も男ばかりの職場でひとりきりってどうかしている。もう女性にもてないんだろうな」
男はパソコンの検索エンジンに「モテない 死にたい」「モテない 死んだ方がマシ」など書いていた。
「なんかいいことないかな~」
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そしてアリエールが「たぶん、確率だったけど、あの男は何か事件を起こしてたかもしれない。君が微笑んだことでなにかを防げたかもしれない。」
ミサキ「ま、まさかぁー?でも、これからあの人は・・?」
「とりあえず今回は防げたらいいんだよ。人はそんなに簡単に犯罪をするものでないし。まあ、今の通り奇跡を起こすということは、今日はこんなことだったけど、基本こうゆうことだってこと。だんだん、もっと社会的影響を与える事案に対処してもらうかもしれないけど・・」
「まあ、わかったわ、アリエール」
そうしてミサキははじめてのミッションを成功させた。これからさきミサキにはどのような試練が待ち構えているだろうか、ミサキの奇跡おこしの日々はこれからも続く。