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奇跡おこし@ミサキ  作者: しぃ(*゜ー゜)主席
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私に天使が話しかけた

とりあえず7500文字は打ったので投稿してみたいと思い。突貫ではじめの方を書きました。今は打ち切りという形で「ミサキの活躍はこれからだ!」ということで。


「あの~携帯会社からの郵便のダイレクトメールで、今月最新の携帯がセールって見たんですけど?」


とある携帯ショップに新しいスマホに買い替えようとする少女。御崎ミサキ16歳。



・・・それは数日前




「はぁー疲れたー」



いつものアルバイトからアパートに帰宅する。



いつものようにアパートの郵便受けから郵便物を取り出す。



「携帯の会社からの、ダイレクトメールか、なんだろな?」



そういえばポストに携帯会社から新しいキャンペーンのダイレクトメールきていたことを思い出すミサキ。


ダイレクトメールを見ると、そこには魅力的に彩られた最新機種のスマホの写真が・・



「えっ!最新機種がこんなに安くなるかぁ~」



古くなった自分の携帯を見比べして自然と購買欲が高まっていく。



「そういえば、携帯のポイントがたくさん貯まっているだろうし、ポイントも置いておいたら執行するだろうし、さて今どれくらいポイントたまっているだろう?」



「まあ携帯ショップの店員さんに聞けばわかるか・・・」



なんと、携帯でポイント残高を確認したことがないミサキ。




「もう電池の減りが早くなったし、買い時か・・・」



しばらく家で食事撮ったり、寝たりしてから、近くの通りにある携帯ショップに自転車を飛ばす。



ということで、携帯ショップで買い替えのスマートフォンを選んでいた。



「中学時代は地元の携帯ショップに新規登録やプラン変更でよく通っていたけど、一人暮らししてここの携帯ショップに来たのは初めてかな。」



自動ドアが開き、携帯ショップの店員の女性がいたので向かって話しかける。



「あの、機種変更をしたいんですけど、私あの、ポイントもあると思うんですけれども、どれくらい貯まっています?」





ショップの店員は「はい、ただいまお客様のポイントの確認をしますので少々お待ちください」と言った。しばらくパソコンで確認して・・・。




「調べましたら今年の末で○○ポイント執行予定になっていますがどうされますか?」




「(げっ!!○○円近くじゃない!!)」


「(・・・どうしよう、この際買ってしまおうか?)」



最近携帯会社のポイントはコンビニやファーストフード店で汎用的に利用できることを知らないミサキ。



「前からiPhoneが欲しかったから、買おう・・・かな?」


どうするか悩む。


「でも・・・高い・・・」


さらに悩むミサキ。



ショップの店員は「ダイレクトメールのクーポンでなら、ひとつ前の機種でしたらお求めやすく頂けます。」




「・・・・・・・」


「iPhoneって喋りかけると音声で答えてくえる。あの機能あります?」



「はい、Siriという機能が標準搭載されてますよ」とショップの店員は言った。



「じゃあダイレクトメールにあったクーポンでこれ買います。」



「はい、それでは手続きに入りますので、こちらの書類にご記入下さい。」



あんまりスマートフォンの深い使い方まで分からないミサキ。


アプリや快適に動作するのかなど一通り聞き、書類を記入し判を押し、最新スマートフォンを手に入れた。ひとつ前の世代の型落ちの製品だが、久しぶりに新しいもの手に入ったので満足する。



「ぐへへ!買っちゃった。しかし携帯って高いん?(ヤキモキ)。ポイントとクーポン使っても○万以上するなんてぇ、なんでやねん」なぜか帰り道に独り言の関西弁が出るミサキ。



ミサキは忙しい女子なので寝る前に最新携帯を開けることにした。



そして寝る前「しかし、最新だけあって画面がきれい」液晶の解析度の進化をまず体験するミサキ。



あっあれやってみたい。テレビのでやってた質問したら答えてくれる機能。



音声アシスト機能のSiriを試してみたミサキはさっそく試してみることにした。



いろいろ試してみる。


「色んな調べもの」、「好きな食べ物は?などの機種への質問」そして「下品な質問・・・」



そしてふいにある質問をした。



「私は幸せになれる?」



Siri「善いことをよくしてたらなれるね」



「ねえ私の夢叶うかな?」



Siri「それは運。その次に実力だと思う。」



「えっ!?なんか変な回答だなぁ、それって最近の機種の使用かしら?」



「でも、もっともな意見だ。」不思議に思いながらも感服する。



「でも普通の女子が女優になるって奇跡に近いんじゃないかしら」



再び質問を繰り返すミサキ



「奇跡ってあるのかな?」



Siri「奇跡は必ずある。もしよかったら奇跡起こしてみないか。」



「えっ?なんでスマホからこっちに質問が来るの!?」



Siri「じつは奇跡を起こす人を探しているんだ ミサキ世の人々に奇跡を起こしてくれないか?」


  「僕に協力してくれたら、良い来世が待っている。さらに上の世界にいきたいなら奉仕してほしいな」


Siri「ミサキ、これを信じてくれないか?」



「・・・・・・・」



えっ?呼びかけてないよね・・なんでスマホが勝手にしゃべってるの?



訳が分からなくなってきたミサキはある質問を言う・


「Siriは生きているの?」



Siri「スマートフォンは生きてないけど遠くから君に呼び掛けている」



すこし冷静になり、とても今がおかしい状態だと気付くミサキ。



「なんかウイルスとかに感染したのかな?えっーーーどーうしよーー!!!」



Siri「僕はウイルスなんかじゃない!君たちとは違う世界から来ている」


Siri「ミサキ、これを信じてくれないか?」



「うっうー、画面やボタンを押しても反応しない!!」



Siriの問いかけには応じることに余裕のないミサキ。



Siri「動揺しているようだね、いきなりで悪かった。また君の前に現れるよ」



「あれっ!?スマホが自由に使えるようにまたなった!」



スマホを乗っ取られた状態になって焦りまくりのミサキ。



「やっぱりあれは聞いたことのある遠隔操作アプリだったり、ウイルスだったりするのかしら・・・」



「困ったなぁ・・・もう今日も遅いし、電源落として、携帯ショップに持ち込むしか・・・」



「・・・寝よう・・はぁ・・・」



アルバイトで疲れたミサキは明日も早いので疲れが残らないように寝るしかなかった。



●それは数年前のある出来事




それはある地方都市に



震災が起こった、


家が崩壊して瓦礫に埋まるミサキ



「助けて!助けーて!いやだまだ死にたくない!まだしたいこといっぱいあったのに!」



近所のおじさん「おいみさきちゃんここにいるんじゃないか?」




母「ここだと思うわ



父「弥沙紀ー!だいじょうぶか ---!!!」



「パパーーママーーあたしはここいいる。」



それから数年後



ミサキはふと思う



あれっ私って何がやりかったんだろう




バイト友達に昨夜のことを話すミサキ


・・Siriはさ、そんな深い応答しないよ



「やっぱりそうなのかな?」



変な体験をしたなと思うミサキ



いちおうバイトの後に携帯ショップにスマホを持ち込むミサキ。



店員「あのう・・そのようなウイルス聞いたことありませんが・・・こちらではお客様のスマートフォンを操作してウイルス対策はできませんので、自身で有料のセキュリティ対策をしてください。」



とりあえず、有料のスマホのセキュリティサービスに申し込んだ。



その後・・・夜になって、いつもどおり食料品や生活用品を買いに行くミサキ


しかし、いきなりスマホが


「ミサキーー!ブレーキー!止まって」



なんだろうと自転車を止めるミサキ



「ミサキー数メートル先に ビニールひもが張ってあるよ!!気を付けて!!! 」



いきなりスマホが叫びだす。



「ええーー」



本当に、ブレーキ―を踏むミサキ



そして、自転車を止めて数歩行くと、歩道を横切るように張られていたビニールひもが行く先をふさいでいた・・・それは、柱と対象物に線を引っ張って自転車を転倒させる悪質なものだった



「えっ、もしつっこんでたら、間違えなく転倒してたじゃない!こうゆうニュースたまに見る。」



恐怖と同時に怒りがこみあげてくるミサキ。


「一体、どこのどいつがこんなことするのよ」



「ふーっ・・危なかった」


「あれ?スマホが私の危機を教えてくれた・・・」



しばらく現場にたたずむミサキ。



「とりあえず殺人罪になるかもしれないから警察に電話しよう」



Siri「待って、犯人はすぐ捕まる。今日はアパートへ帰ろう!」



「・・・・・・・」



「もう買い物って雰囲気じゃないわ、今日は家に帰ろう」



しばらく変な気持ちのまま、アパートへ戻ったミサキ。



「さあ帰ってきたースマホさんあなたは機械なのに、わたしと会話できるの?それとも幽霊か、何か憑依したとか」



Siri「そうだ君は確実に僕に気づいている。自己紹介しなくてわね。ミサキ僕は天からの使い、俗にいう天使ってやつ。」



「・・・えっ天使」



「天使さん、あなたのお名前は?」



部屋にあるとある商品が目に付いた天使



Siri「えーとあのー?アリエール!」



「えっ!?あの洗剤」



アリエール「違うよ、超自然的な存在に人間がいろんなものに名付けている名前だよ」



アリエール「僕はデーヴァローカから来た天使、えーと、僕たちはスマートフォンから君たちへ接触している下界の平穏を保つために」



「下界の平穏ってなんなの?」


アリエール「詳しくは言えないな、のちにわかるかもしれない、とりあえず不思議なこと、奇跡を起こして世の中の人を救ってほしい」



「不思議で、世の中を救うって、魔法少女みたいなものになれるの?」



いきなりのことで理解が進まないミサキをよそにスマホは話しかける。



アリエール「魔法少女とか?君の子供頃は少ないだろ?それに魔の力ではないよ」




「そっか、魔法少女系もあったけど私たち世代はいろんな変身ヒロインだったの気がする。そうだね、今の時代は魔法少女じゃなかった、えーと変身系ヒロインに私はなれる?」



アリエール「君ならなれる!もちろんさ!」



「・・・演じるんじゃなくて本物になれるんだ。」


「でも奇跡ってどうゆう力で起こすの?未知の力?」



アリエール「奇跡を起こすのに、何もないのに光線とか空飛べたりとか衣装が勝手にチェンジするとかは無理だね。未知の力なのは上手く人の行動や事件が起きるのを察知する力が強いってことかな?」



「危険じゃないの?」




アリエール「詳しいことはまた機会があったら言うよ、でも、それは危険さ、でも何事にも危険がある。例えば君が大女優になったとしても、大きな力と名前を持ったならば悪い虫がたくさん寄ってきて心を蝕まれて自殺するかもしれない。





「・・・・・それでも、やれるなら、やってみたいかな!?」



アリエール「少しでも、やりたいという気持ちがあれば協力してもらって”奇跡を起こしてほしい”」



「うーん、何事も経験だし、こんなみたいのことやりたかったんだ・・・」



アリエール「もっと詳しい説明や状況を示すから、しばらく考えておいて、少しの間、君とは連絡を断つよ、またね、ミサキ。」



「うん・・・アリエール・・・」



しばらくの間、いつ通りに定時制高校に通ったる、芸能スクールで活動に励んだり、バイトしたり日常に戻るミサキ。ネットサーフィンしながら、お風呂に入りながら、改めてどうしようか悩むミサキ。



いつもどおり、芸能スクールで演技の練習をするミサキ。



先輩「よぉ!ミサキ」



「あっ、さくらさん」



彼女は赤坂さくら、芸能スクールの先輩で、ミサキと同じ女優志望の高校生。



さくら「よっ!精が出るねぇ!」



「さくらさんこそ頑張りますね。これからレッスンですか?」



さくら「ミサキこのごろなんか変というか・・・なにか思い詰めてない?」



「さくらさん。とても、やってみたいことがるんですけど、他の人を救えるかもしれないんです。でも危険な目に合うかもしれなくて・・やりたいんですよ。でもそれやって自分自身は本当に人を救えるのかどうか?」



さくら「じゃあ、やってみたら」



「で、でも」



さくらの表情は苦虫を嚙み潰したように険しくなる。



さくら「そんなこと言ってたらなにもできないじゃない。今の時代、男女平等だから危険な仕事だって女の子にも平気にくるようになるよ。ミサキさ、そんなの考えているだったら裕福な、顔もまあまあ妥協できるやさしい男に嫁に行った方がいいよ。」



「・・・・・・(縁があったら結婚もしたいけど・・・私はそんな、普通の人生で終わるわけない)」



さくら「・・・・ごめん。ところでミサキ。わたし、今度アイドルユニットに参加するんだ」




「さくらさんはアイドルじゃなくて女優になりたいんじゃ・・・?



さくら「あたし、高校卒業したら就職するって、親にも約束してるからサ、最後のあがきっていうやつ。人を楽しませることは女優もアイドルも同じ、考えるだけ考えても動けなくなるだけだから、とりあえず行動しようかなって」



「・・・そうですか。」



さくら「・・・じゃあレッスン行くわ。ミサキも頑張って」



芸能スクールからアパートに帰って、動画みたり、音楽聞いたり、やがて一人考え込むミサキ。



「さくらさんはあんなに覚悟をもって自分のやりたいことを掴みにいっている。それなのに、わたしは」



スマホに語り掛けるミサキ。



「ねぇ・・アリエール応答してくれる。」



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



鳴らない電話



「・・・・・・(えっ、もしかして、もうアリーエルと通信できない?!」



嫌な気分になるミサキ。



「(どうしよう・・・やりたいかもって思ったのに・・・・」



すると、スマホ画面から反応が



「アリエール?いや何かメッセージが」



アリエールからのメッセージ「ごめん。ミサキにはこの計画を頼むことは荷が重すぎたようだ。あきらめるよ。」



「えっ無理なの?」なぜか安堵感や煮え切らない気持ちでメッセージを読むミサキ。



「もしかしてやりたいと思っていたのに・・・アリエール・・・」



スマホの画面がSiriの画面に替わる。



アリエール「ミサキ。嘘だよ。」


アリエール「やあ、ミサキ!!奇跡を起こすことに協力してくれること考えてもらえたかな?」



「もう・・アリエールもう連絡付かないと思ったよ」



アリエール「ごめん!ミサキの反応がみたくてね。ちょっと驚かしてみた。」



「天使って、こんな茶目っ気なこともするのね。真面目なものと思ってた。」



アリエール「まあ僕だって、こんなこともやるさ」



「アリエール?奇跡を起こすって、どのくらい危険なの?良い来世ってあるの?」



アリエール「危険はまったくないとはいえない。でも全力を尽くして君を危険な目に合わせる確率を低くすることを誓うよ。それに、来世だけど、来世はある。世界中の宗教だって来世は信じられているだろ?君が、もしかしたら僕たちの世界に来るとか、人間界に生まれ変わった場合でも恵まれて豊かで幸せに暮らせるだろう。」



「じゃあ、わたしやってみようかな、もうちょっと話を聞いて・・・」



アリエール「ありがとうミサキ!!!」



アリエール「具体的に何をやってもらうかは、僕の協力者に合ってもらってからだ。」



それから数日後、ミサキは、付近の町のとある住宅街に立っていた。そこからアリエールの指示で地図アプリを見ながら目的の路地のアパートまでたどり着いたミサキ。



アリエール「ここだよ。君の協力者のいる部屋は、さあチャイムを鳴らしてみて」



ミサキが「ピンポーン」とチャイムを押すと、ゆっくりドアを開いた。


すると、20代くらいのパーカーを着た髪を縛った眼鏡のサバサバしている若い女が出てきた。



女「あなたがミサキさん?」



「・・そうです。」



女「じゃあ中に入って」



「はい」



すると女は、アパートのワンルームに通されドリップのコーヒーをコップに注ぎ、もてなしとしてミサキにふるまう。



女「ミサキちゃん、コーヒーフレッシュいる?」



この女の人は実際に自分のことをどの程度かわからないが知っているんだなという気分になるミサキ。



「じゃあ、もらいます。」



女「私は氷川はるな。よろしく御崎弥沙紀さん・・」



「・・はるなさん、あなたがアリエールがいっていた協力者さんですか・・・」



はるな「天使・・アリエールから聞いている。奇跡を起こす実行役としてミサキちゃんが選ばれたって、それで・・あなたのサポートをアリエールから頼まれているわ。」



するとスマホから着信音が流れる



「誰だろ?あれ?これって私の携帯番号!?」



すると着信音は消え去り、アリエールが話しかける。



アリエール「やあミサキ!はるな!自己紹介は済んだかい?」



はるえ「ええ」



アリエール「はるなはしばらく、外へ出てくれないか、ミサキと話したいんだ。」



はるえ「ええ、わかったわ。コンビニでもいってくるわ。」



さらりと、ドアノブを開けてはるなは立ち去って行った。



アリエール「これから、ミサキには奇跡を起こす実行役。はるなにはそのサポートをしてもらうわけだが、これから話すからスマホをテーブルの上に置いてくれないか?」



「ええ」



「ところさー、アリエール具体的にどうやって奇跡っておこすの?気になっていたんだ!」



興味深そうに両手を握りながら前かがみに迫るミサキ。



アリエール「それじゃあ、説明を始める。まず、僕たちは、超能力のような力は使わない。物理の法則や自然の法則は守る。そもそも奇跡という単語は、超自然的な出来事と、統計学的に極めて低い確率でしか起こらないことが実現した場合があるらしいけど、君たちに起こしてもらう奇跡は後者かな?」



「前にもそんな超自然的な力?でないってこと言っていたね。えっ!?じゃあ、聖書のモーセが海が割れ、道ができたみたいなことや、水の上を歩くとか、病気をたちまち治すとか、塀や、壁を通り抜けるとか、じゃあ実際は、空中とか飛べないってこと?」



アリエール「ミサキ・・よく知ってるね。その通りさ。」



「わたし、そうゆうの好きなの!(心の声:なんでそんなのことを鵜呑みにして人が騙されるのかが( ^ω^)・・・」



アリエール「昔は、あの世があると悟った人に今でいう手品や自然法則に基づく技術を教えて、奇跡を見せて人々を導くこともあったけど、まだ解明されていない法則もあるけど、だいたい基礎的な法則は現代人によって発見されているから、現世の人が驚いて奇跡があることを認識しなくなった。」



「えっ、じゃあ奇跡を起こした人ってみんなペテン師なの?」



アリエール「ペテン師かもしれないし、そうではない可能性もある。天界の言い伝えによると、われわれの先代の天使や別の世界のものが、人を導く人に超自然な力を与えることができたとか、言うけど実際はどうかわからない。」



「言い伝え?記憶した確かな文献や映像とかないの?」



アリエール「確かなことは言えないけど、デーヴァローカは記憶を取ることが禁止されているんだ。そもそも記録したものというのは書き換えなんてたやすく出来るからね・・・それしか言えないけど」



「そ、そう」



アリエール「また、人を見抜いたりする行動学というか心理学というというか、もっと出来たものは圧倒的なオーラを持っている人も人を導けるのでコンタクトしたいけど、なかなか自らを犠牲にして金や権力がいらないって人は「乳を飲みたくない赤ん坊」がいないように実際に普通に考えたらいないからね。そもそも、それらの人の脳にコンタクトを取るということは現代では精神病と結びついてしまうし。」



「現代人は、良くも悪くもそ、その超自然的な奇跡を信じられなくなっているんだね」



アリエール「だから僕たちは滅多に起こらない方の奇跡を起こして人を善の道に導くことにした。」



「その奇跡で世の中は善い方に向かうの?」



アリエール「確実に善くなるね。まず奇跡を見ることで心が動く、影響される。希望が湧く」



目をガンガンにきらめかせ話に夢中になるミサキ。



「ふんふん、確かにね。サッカーのワールドカップだって、ほぼ厳しい予選突破とか普通じゃ絶対勝てないような国に勝てるとワクワクするし、やったーってなるね。それと同じこと」



アリエール「ほぼ、それと同じだよ。」



「でも、私、運動神経ある方じゃないし、人を魅了する特技の才能なんてないし」



アリエール「君には才能以上に素晴らしいものがある。」



「えっ、それは何?」



アリエール「それは、ここに居る関係者以外の人に聞いてみたら?」



「教えてくれないの?アリエールぅ?」



アリエール「うん、だめだね」



「そう、それで結局、奇跡って誰に起こすの?具体的にどうやって、それすごく知りたい」



アリエール「奇跡を起こすのは、自暴自棄になって悪い方向へ進むもの、そして結果的にそれらが起こす負の連鎖を断つことだ、それと・・・」



「それと?」



「今から、具体例として、君に奇跡を起こすよ。まあ君は自暴自棄になってないし、悪い方向へ向かわないけど・・まあ就職祝いみたいなものかな?」



「ミサキ。スマホを買ったときに10万円が当たるキャンペーンコードをもらっただろう?それをキャンペーンのサイトでそのコードを打ってみてよ。」



「えっ?あれ、確か財布に閉まったまんまだったけど、どうして?まさか?」



なにかありそうだとドキドキするミサキ。



スマホでキャンペーンサイトにアクセスして携帯ショップでもらったコードの紙をもって、コードを入力するフォームに英数字を打つ。



「えっと、3FXXXXXXXXXXX、まさか、まさか アリエール」



「えい」



ページがロードしてキャンペーンサイトが表示される。



”おめでとうございます。キャンペーンに入選しました。”



「へぇっ!?」



なんか、現実感のないまま、画面を見つめるミサキ。



「当たってる・・。えっ、これアリエール?」




「そうだよ。ちょっと僕の力を使ってね。」



「じゅう・・十万円・・ちょっとこんなの受け取れないよ!別にいい。」



「もう、当たってしまったし、とりあえずは貯金でもしておいたら、もしどうしてもいらないんだったら寄付してもらえればいいし。」



「ええ、そんなぁ。10万円もらってもいいよなんて言われたら、わたし要らないって言えるほど良い人じゃないし。」



「まあ、これもプロジェクトの人員を集めるための投資さ。君が10万使いこんで僕らの計画のために何もしなかったとしても別にちょっとした失敗のひとつで、それに僕たちが出したお金じゃないからね。」



「・・・・・・・・」



すると、ドアノブが開き、はるなが帰っきた。



「どう、話は進んだ?」



「アリエール、あのことを話してもいい?」



「いいよ。」



「あの、アリエールから10万円もらうような形になってしまったんですけど。」



「ああ、そんなことか。」



「そんなことって10万円ももらってしまって・・」



パソコンの電源を付けパソコンチェアーに腰を掛けてパソコンを見つめるはるな。



はるな「ねぇ、アリエールあのこと言っていい。」



「今はいいじゃいかな。」



「そう、別に10万円くらいいいと思うよ。」



「でも、わたし10万円ももらったら罪悪感が出そうで」



パソコン画面を見つめながら、ひとり呟くはるな。



「与えれば帰ってくる・・・。」



「えっ」



「まあ、この話が途中で頓挫しても、ミサキちゃんみたいな良さそうな子だったら、アリエールの直接の計画じゃなくても、間接的に世の中を善くしてくれると、わたしは思う。」



「そうですか。」



しばらく。無言が続いた。



アリエール。「ミサキ。もう1回言う。君ならやる気を出したら出来るんだ!君なら世の中を善くして救うヒロインになれる!君しかいないんだ!君なら世の中を変えられる!君ならできる!君に満足感と生まれてきた意味を与えてあげる。それに、できるだけ君が望むものを手配できるようにする。」



「アリエール。そこまで言わなくても」



「ミサキちゃんならできると思う。私も精一杯サポートする。」



「・・・・・・」「・・・・・・・」「・・・・・・」しばらく言葉に出さず悩むミサキ。



「わたし、やってみる!」



「本当にやってくれる。」



「ええ、ここに来るまでにある程度心構えしてきたもの、じゃあ、わたしは魔法使いになる!でも、そうか魔法使いじゃないんでしょ?」



「僕たちは魔の力を使うんじゃない。奇跡を起こすんだ!」



「奇跡を起こす人・・・なんか長ったらしいね」



「奇跡おこしなんて名前どうかな?」



「どう呼んでも名前を付けてもミサキの自由だよ。けどいいね奇跡おこし」



「私もいいネーミングだと思うよ。」



「じゃあ、わたしは奇跡を起こす奇跡おこしになる。」




こうして女優を目指して地方から上京してきた女の子「ミサキ」は不思議な力で奇跡を起こす。奇跡おこしとして活動していくことになるのだった。(一章完)

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