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その男の子はひらなりと言う
2019年3月28日
ふとした瞬間に
瞳孔が開き
静寂のしじま想う先はひたすらだだ広い若草色の草原
全てに久しく
全てに尊い!
1であるべき世界に君がいて
2と3であるべき世界に影にサヨナラするあの子がいる
常に問うべきはすべからずのたまう百貨羅漢の新緑
頬をかすめる微かな息吹は
桜色の白濁
ねめ はその時たしかに彼の声を聴きました
「一つの時代が夕焼けを爽やかに、鮮やかに受け止めて感謝する瞬間、君は何をおもうのか?すべからずそこに誠実と幻想のレプリカが食む隙間に愛が生じる。」
涙を流すのはまだ早い。
そうですか、ならば一面の松明も空を覆う朱色の木片も同一にただ愛しているというフレーズをリフレクトして先に見えるのは大きな虹彩の慰み。
ひらなり君、
君の想うセイは
正しく満ち満ちているよ。
ねめは唄う
この世界で何一つ彼女を阻害するものはなく
一片の曇りなくそれは澄み切ったH2Oのように身体を潤す
涙は一回でじゅうぶん
その男の子はひらなりと言う