1/2
その女の子の名前は「ねめ」という。
2019年3月13日
この日はもう忘れられない
どうにも
こうにも
何度でも出目金にしたり顔で唐変木と罵られながらも
常に久しく
常に朗らかに
浴衣コイコイ
詐欺師の惣菜
いつかはかわる
また夜の月を納める
そうして私の水曜日は日の出を迎えました。
インファナイトにプルハァラスロウス
キメチカムコトにミセレニアス
満月のたゆたゆ陽気な地球の裏側では
ひらなり君が泣いていたんだ。
されとて思いの丈をワガママに傲慢に吐き出してから
とっさに後ろに立つマウントレイニアにお辞儀をしたのちに
私はいたたまれなくなり
細胞を一欠片
女の子にそっと
タンポポの綿毛が宙を舞うように
渡したんだ
その女の子の名前は「ねめ」という。
続く